本日はとてもいい動画を見たので、見ながらChatGPTしてみた実験を公開します。
いい動画はこれ。
局アナから旅行会社に転職した大木優紀さんがブランドプロデューサー柴田陽子さんに相談にいく、という内容でした。
マーケティングを勉強するにつけ、どうもお客さんの悩みを無理やり引っ張り出してきて、それを解決するっていうやり口が腑に落ちないと感じていたのですが、柴田さんのブランディングについての思いが、がっつりと腑に落ちて、なるほど!の連続でした。
で、あくまで、私自身が勉強する目的で、この動画を見ながら(動画を途中で止めて)、理念を自分なりに改定してみようという思考実験を行ってみました。
以下の内容はあくまで私のブランディング勉強としてChatGPTと会話した内容になります!
大木さんの会社にケチをつけようとか、この理念がいいのでは?という提案でもありません。あくまで私の頭の中では、架空の旅行会社の理念を、柴田さんが唱えるブランディングという観点から「愛あるブランディング」にするための思考実験、自分自身の勉強、ということです。そういう意味で読み進めてくださいますようお願いいたします。
例えば、あなたのやりたいと思っているビジネスの理念をどう構築するか、「愛のあるブランディング」をしたいとしたときにChatGPTをどう使うか、ということのヒントになればいいかなと思っています。
それではスタート。
ある旅行会社は「あたらしい旅行をデザインする」という理念をかかげて起業しました。この理念はあなたはどう評価しますか?ブランディングの専門家として回答してください。
実際に、あるブランディングコンサルタントは、この理念は、じゃああたらしい旅行ってなに?という部分が語られていないため、あまりよい理念ではない、と評価しました。
(もともと、この理念はこの会社で働きたいと思っている人向けのものだということも注意してください。私は見間違えていて、この旅行会社で旅行する人に向けた理念だと勘違いしています。がそのまま続けます。)
ここまでChatGPTと会話してきて、個人的には、「あたらしい旅行」の具体的な定義を3つくらい表現することで、(もちろんそれだけではないんだけど)理念としてお客様が想像できるレベルになるのではないだろうか、と感じたので、その辺深ぼっていくことにしました。
この旅行会社を利用したいと感じるであろうペルソナを作りたいと思います。その人は都市で生活しており、仕事も大企業に勤めているとします。大企業に勤めているので常に新しい人との出会いがあり、自分自身もいろいろなところにアンテナを張っていないとそういう人と話ができない、と感じています。そういう人のペルソナを作ってください。
大城さんにとって「あたらしい旅行」はどんな旅行だと考えられますか?
それでは、この旅行会社が理念として具体性を落とし込んでいく過程で、大きく3つくらいのターゲットに対して、もっと具体的に「あたらしい旅行」を定義したいと考えたとします。その1つめとして、大城さんをペルソナとして定義し、「○○な人に、◇◇な、あたらしい旅行を提供」という文を作ってください。100文字くらいで表現できますでしょうか?
(はっきりした答えを導き出したいので、ちょっぴりプロンプトエンジニアリングっぽい質問にしてみました。)
「オフビートなローカル体験」という表現は万人に意味が伝わらない、難しい言葉なので、もっと意味が通じる表現に変更してください。
いいですね。それでは2番目のペルソナとして、好奇心が旺盛で、常に思いついたらまず行動してしまうような、会社の経営者のペルソナを作ってください。
(私は大木さんの会社のことは知らないのですが、動画を見ているイメージから喚起されたペルソナ像を勝手に想像しています。)
森田さんにとって「あたらしい旅行」はどんな旅行でしょうか?
大城さんのときと同じように、森田さんのような人にとって具体的な理念を「○○な人に、◇◇な、あたらしい旅行を提供」という文で表現してください。100文字くらいでお願いします。
いいですね。それでは3番目、現在中学生の男の子の母親で、仕事もばりばりこなすキャリアウーマンの女性のペルソナを構築してください。
(このペルソナも私の勝手なイメージです)
それでは佐藤さんもこれまでの2名と同じように、佐藤さんにとっての「あたらしい旅行」ってなにかを考え、そこから導き出される、佐藤さんのような人にとって具体的な理念を「○○な人に、◇◇な、あたらしい旅行を提供」という文で表現してください。100文字くらいでお願いします。
佐藤さんの「○○」は仕事もこなし、育児も手を抜かない、という2面性を強調したいので書き換えてください。
まとめましょう。3つのペルソナから、この会社の考える、「あたらしい旅行」、どんなお客様にどんな旅行を提案するのか、3つの柱で定義した、改訂版の理念を再定義してください。
なんかおかしな要約になっちゃいました。
それだと意味がまったくとれない文になってしまいました。3点を箇条書きで列挙すればいいと思います。先ほどの3つのペルソナから導き出された「あたらしい旅行」の定義をまとめる感じで理念を作り直してください。
実際は、この辺の3つの文の連結だったり、要約だったりはChatGPTの得意なところだと思いますので、テクニックを使って良い文に仕上げてもらうことはできるはずです。
個人的には会話で解決できるものにはテクニックいらないんじゃない?と思っているので、あくまで会話で解決してもらうことにします。
「弊社は、お客様一人一人に合わせた旅行プランを親身に考え、これからも変わり続けるニーズに対応することで、あたらしい旅行の提案を続けることをお約束します。仕事と育児の両立を追求するキャリアウーマンに心身のリフレッシュと家族の絆を深める充実した旅行を提供します。ビジネスの冒険家には現地の魅力を存分に味わい、新たな視点を得られる旅行プランを提案します。また、都会で刺激を求める旅好きな人々にはユニークなローカル体験やインスピレーションを与えることで、お客様の成長と幸福に貢献する旅行を提供します。」これはいかがでしょうか?ご提案の改訂版と上記に書いた再改訂版を比較して、良い点・悪い点を教えてください。
さらに改善案も出してくれました。気が利いてますね。これで良さそうなので、要約もしてもらうことにしました。
だいぶ文章が長くなってしまったので、今の改善案を半分くらいの文量に要約することはできますか?
さらに手を入れたいと感じたので、再提案。AIを使っても(というか使っているからこそ)、こういう手直しは何度も何度もやるべき、と思います。
これはいかがでしょう?「弊社は、お客様一人一人に合わせた旅行プランを親身に考え、変わり続けるニーズに対応し、『あたらしい旅行』を提案します。具体的には、キャリアウーマンに向けた心身のリフレッシュと家族の絆を深める旅行、ビジネスの冒険家に向けた現地の魅力と新たな視点のご提供、都会で刺激を求める旅好きな人々にはユニークなローカル体験とインスピレーションを提供します。」
ちなみにこの動画には後編もあります。明日公開とのことで、早くみたい!今日はとりあえずここまで。
みなさんだったらChatGPTとどんな会話を楽しみますか?
ではでは