国際ハングル音声記号―IKPA―

画像1 10月9日はハングルの日です。国際音声記号に対応する拡張ハングルである国際ハングル音声記号で、イ・ヒョンボク博士が考案した拡張ハングル字母で、大修館書店・刊『国際音声記号ハンドブック』で文章例が確認できます。公式に定義されているIKPA字母で、濃音字は無声音を示しています。そり舌音フックや軟口蓋化音フックの付いた字母も見られます。
画像2 国際ハングル音声字母の基本子音字である平音字は無声化有声音[˳/˚]を表し、激音字は無声有気音[ʰ]を示します。国際音声記号に対応する字母の存在しないものは、ダイアクリティカルマークとの合成や連字で示します。
画像3 日本語に対応する国際ハングル音声記号表記です。国際ハングル音声記号の音節表記は、カロプロスギ方式というハングルを合成しないでハングル字母を単音文字として示す表記となっています。例えば、パ[pa]は《빠➡ㅃㅏ》となります。母音は常に母音字のみで示します。
画像4 ユニコードに登録されているハングル互換字母とそれに対応する国際ハングル音声記号の発音です。《ㄱ[ɡ̊]/ㄲ[k]/ㄴ[n]/ㄷ[d̥]/ㄸ[t]/ㄹ[r]/ㅁ[m]/ㅂ[b̥]/ㅃ[p]/ㅅ[z̥]/ㅆ[s]/ㅈ[d̥ʒ̊]/ㅉ[ʧ]/ㅊ[ʧʰ]/ㅋ[kʰ]/ㅌ[tʰ]/ㅍ[pʰ]/ㅎ[h]/ㅏ[a]/ㅐ[ɛ]/ㅓ[ʌ]/ㅔ[e]/ㅗ[o]/ㅙ[œ]/ㅚ[ø]/ㅜ[u]/ㅟ[y]/ㅣ[i]/ㅿ[z]/ㆁ[ŋ]/ㆆ[ʔ]》。5列目はユニコードに見られる類似字母です。