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小樽5日目、11月25日。

今回は9月頃に予定を組み始めたんだけれど、きっかけは「とまっ得おたる」というキャンペーンがはじまったこと。
宿泊支援とクーポンの付与。
そもそも安い宿しか利用しないので、宿泊支援はあまり関係がない。
一泊につき2000円のクーポンは大きいでしょう。
ところが、使用店舗が観光客が来るところに多い。
堺町、稲穂は多いが、自分が行くような忍路だの南樽というところにはあまりない。
それで使う機会を失していたが、有効期限は6日間なので、さっさと使ってしまわないと残る。
4泊分8000円である。

すでに3日間経過しているし、明後日は朝早く帰路に着くので、使わなければ残る。
そこで友人を誘って、運河沿いの中華レストランハオへ行くことにした。
FMおたる「ほっとけNight」のスポンサーさん。
恩返ししなくちゃ。
ただし高級店なので、ディナーは無理。ランチにしました。
ひと品とふた品のランチコースなので、両方を頼んで3品をシェア。
ぼくは小樽ビールを飲む。コストパフォーマスがよい、美味しいランチでした。
落ち着いてランチを食べたのは、おそらく小樽で初めてじゃあるまいか。
いつも忙しないもんなあ。

クーポンは3枚しか使えなかったので、次には北一硝子和のフロアに行く。小樽切子のグラスが欲しかったが、さすがに切子は高価だった。
用途は焼酎をロックで飲むことだから、頭に入れて店内をうろつく。
あんまり友人を突き合わせても悪いと思ってたところ、その友人が月見うさぎのグラスを見つけた。
「これどう?」
とってもきれいな青、愛らしいうさぎ。一目惚れでした。
美しい。即決でカウンターへ。
気になる方は、拙稿「小樽で硝子器を買うということ」をご覧くだされ。
ここで残りのクーポンは消費完了。不足分は現金かカードなのだが、ダメ元で聞いてみる.
「JCBギフト券使えますか」
今年の正月にボーナス代わりに会社からもらったギフト券。存在すら忘れていたギフト券。先日床の本を片付けていた時にポロリと現れた。これも11000円分持っていたのだ。
おねえさん、ガラスの検品とクリーニングをしながらなのでよく聞き取れなかったので「使える?」と再度言うと「はい、大丈夫、使えますよ」、はっきりと。
北一硝子、神かよ!
フッキーありがとう!(怒られるかw)
ギフト券は有効期限がないので、無理しなくていい。

テンションが上がったので、ルタオでお茶でもと思ったけれど、待ち客あり。
時間がないので、銀の鐘に移動する。
メルヘン交差点を眺めながら、紅茶を飲む。
後の予定が詰まっているので、南樽まで歩き、電車で築港へ。
ウイングベイ小樽で開催中のスイーツフェスタに行きたい。
ここのスイーツフェスタは、小樽以外の菓子屋さんも出展されるので、便利なのだ。
客の中心はもちろん小樽市民だと思うが、観光客には少し遠い地域の菓子屋さんと出会う機会がないので、このイベントは大変にうれしい。
おまけにながぬまさん、ホープワンの佐藤さん、青木さんにも挨拶できた上に、FMおたるの村ちゃんと馬場ちゃん、商大の高野先生にまで挨拶ができた。
お菓子を通した北海製罐の話しも興味深かった。
賞味期限を調べながら5つの菓子を買いました。
寿都も岩内も行ったのになー。

自分はここから余市へ行く。友人とは小樽駅で別れる。
9年後廃止になる区間だけれど、この日も座席は全て埋まっている。
今回で6回目だけれど一度も座れたことがないんだよなあ。
余市駅内のエルラプラザでりんご生クッキーと駅 駅名マグネットを買う。
南小樽、小樽、塩谷、余市、仁木、然別は持っている。
築港とか朝里もあるんだろうか。

余市の友人と久しぶりに会いました。
2〜3年ぶりかな。
余市には何度も来ているけれど、自転車だったり
仕事中だったりでなかなか会えなかったのだ。
なにしろ多忙な人だから。

余市の飲み屋街の中のスナックへ。
知っている人たちが次々と来店。
楽しい夜でした。
何を歌ったかな、「小樽の人よ」と「ダイアナ」を歌ったんだっけか。
余市産ヌーボーもおいしかった。
終電はいつのまにかなくなっていたので、帰りはタクシー。
「なんたるへー」
「南小樽ですね」
「はい」
余市から南樽はずっと5号線を行って住吉神社を左に折れればよいが、たまたま花園十字街の信号で引っかかったから、ひさごへ月刊小樽を届けることにする。
5冊しか持ってないけど、もう来る暇がない。
「ちょっと用を思い出したので、左に曲がって止めてください」
この左折が新たな出会いを生んだ。
すっかり忘れていたけれど、稲穂にあった「そば処月」が住ノ江に移転したのだ。
タクシーは花銀を南樽に向かう。
その風景の中に「月」が見えた。
ええ!!
やってるよ!

宿に荷物を下ろして、店に走る。23時は過ぎているが、看板に灯は入っていた。
やっているかもしれない!
店の中から歓談の声が聞こえる。
のぞくとまほやんが見えた!
「まだいいですよ、やってます」と。
超ラッキーやん!!!
花園で曲がらなかったら営業に気づかなかった。ホントにラッキー!

ねぎ焼きそばを頼む。
「ねぎ 焼きそば」ではなく、「ねぎ焼き そば」である。わかっていると思うけど。
そばはそういう食べ物なんだと感じながら食う。
そばの腰があり、ほんのり香る。
ざるならもっとよくわかるのだろう。

前日はあまり話せなかったヒデさんも営業を終えて元気でした。
楽しかった。
また改めてゆっくり来たい。
南小樽に移転したと言うのは、南樽定宿の自分には大きな福音でもある。

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