見出し画像

金沢 洋食屋ななかまど物語(758字)

金沢が舞台で、家業である洋食屋と恋の間で、自分が行く道を悩む乙女のお話し。
ありきたりなストーリーな気もするけれど、「オチがある人生ばかりではない」っていう人もいるくらい。小説ならなんでもありだろう。人生の数は星の数ほど。

まずお父さんが店の後継を考えるところから始まる。
もちろん娘が生きたいようにという考えを含めながらも、「彼氏はいない」という娘の言葉信じて、新しい料理人を連れてくる。親父はこともあろうに、娘と結婚することを視野に入れて口説き落としたそうだ。とんでもないやっちゃ!
娘には思い人がいて、親父が連れてきた料理人と付き合うことにはならず....といった内容なのだけれど、話しは二転三転する。
彼女自身もそれによって傷付いてはいくのだけれど、意外な落とし所にびっくり。
あらまっ!

第三者的に見て、わがままで勝手な親子である。
娘に問うこともなく、結婚を前提とか話してしまう親父、時々により「これこそが私の夢」などと言い出す娘。
おいおい、いい加減にしろよって思ってしまった。
けれども最終的に娘は責任を取ったと思うんだ。
体調を崩したりなんてことで罪を贖ったように感じる。
いつ間にか30歳を超えてしまった。
そんな時に、ありえないことが起きる、みたいな。

うーん。
オチも現実的にはありえないと思うが、夢見る乙女みたいな作風で、年寄り目線ではかわいらしい感じた。
自分の人生では類似したことすらなかったから、作り話って思えてしまう。
自分が経験していないことは信じられない。
現実主義?体験主義!
ロマンチストってよく言われるんだけどな。

奥付けに、「noteに発表したものに加筆云々」あったので、早速アカウントをフォロー。
けれど、この小説は内容的に強引じゃないかと思うので、稚拙な感想文はなるべくご本人に見つかりませんように(-人-)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?