くじら山町予算委員会2022年4月26日

【2022年4月26日北海道くじら山町第69予算委員会 議事録(抄録)】
議長「まず決定事項の確認です。1日目は昼前に新千歳空港に到着後、JRを乗り継ぎしかるべき宿泊地まで行きます。
2日目は距離押しで積丹まで自走宿泊、翌日は南小樽まで自走。異論はありませんか」

議員全員「意義なし」
議長「それでは問題点についてA議員から始めてください」

A議員「お配りしてある資料をまずみていただきましょう。1833に長万部に着いて、自走で寿都へ向かうなんて無茶です。5月末とはいえ、寿都に着く前に暗くなってしまう。知らない街を走ることが最重要である。景色が見えないでどうする」
B議員「じゃあ君は『港町に泊まりたい』という意志を捨てられるのか」
A議員「捨てられないからこその今日の会議だろう?」
B議員「わかっているならば、前向きに考えたまえ。港町をあきらめて内陸である黒松内か長万部のいずれを選ぶのか」
A議員「即答できないからの議題である」

議長「黒松内、長万部、寿都、そのいずれに泊まろうが、翌日に走る距離は120km程度であり、これは問題ないと思われる。これだけは決定事項として記録したい」
議員全員「意義なし」

C議員「議長!発言を求めます」
議長「若い世代が議論に参加することは大変良いこと。許可します」
C議員「ありがとうございます。A議員の発言の趣旨を根底から覆してしまうようなことを言いますが、函館線にこだわりすぎるが故の問題ではないでしょうか」
A議員「はぁ?」
C議員「新千歳から小樽経由で長万部までは約210km、室蘭で行けば140km。
しかも室蘭線の方が本数が多い。つまり函館線にこだわらなければ、寿都など明るいうちに着くことができるのです。例えばほぼ同じ時間に出れば、室蘭経由ならば1530、つまり3時間早着できるのです」
A議員「おい!若造!今までの経緯を知らないくせに黙っておれ。そもそもこの会議は函館線を利用して積丹から小樽に戻ると言う目的があって招集されておるのだ。それを『室蘭線を使えばいい』だと?」
C議員「いえ、可能性の一つとして申し上げておるわけです。好条件を上げるならば運賃もぐっと安い」
A議員「ええーい、うるさい!次にはレンタカーにしろとかいうんじゃないか、おまえ!自動車労組の支援受けてるからってなぁ...」
B議員「そんなシビアな喧嘩はやめましょう、おとなげない」

議長「A議員は少し発言を控えるように。
   問題点は出尽くした感があります。つまり函館線を捨てるか、港町を捨てるかという二点に絞られると思いますが、いかが」

A議員「そんな簡単なものではない」
B議員「A議員に賛成です。そんな子供でも思いつくようなかんたんな答えを出すために、我々は集まっているのではないでしょう。もっとしっかり考えましょう」

議員「第三者を呼ぶことも検討しますか」
A議員「とは言うものの、第三者を呼んだところで、われわれの宿泊地に対するア・ピールしかない。食い物がうまいだの、景色がいいだの、美人が多いということだけで、公僕である我々が動いていいはずがない。矜持を持て!」

議長「とりあえず今日はこれまで。各氏は室蘭線のことも含めご熟慮いただきたい。では次なる議題は駅前のレンタルサイクルに電動マウンテンバイクを導入するかどうかという......」

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