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銭湯の湯船では、意識が集中するので。

日常生活のアクを落とすのに、銭湯の中では凄い勢いで流される。
自宅の風呂はゆっくり、リラックスして本を読んだり考え事したり、思考が広がる感覚だけど…
銭湯では、他人同士でその空間に居るわけだから、基本は緊張があり、自分事に集中しないといけない。
リラックスと言うよりは、規則正しく洗い流して温まり、自分の存在してる身体に集中する。
だから、余計な思考が出来ないし頭の中までクリアーになっているのだ。
湧き出て盛り上がるお湯の流れのように、どんどん最新の私に更新されて、お湯の水蒸気が照明で光の粒に見えて上がってく、喉が乾いてきて、お湯の温かさが皮膚からジワジワしみいって。

その後、放心してから外に出たときの冷たい冬の夜風の気持ちいい事!
炭酸水とかハッカのたぐいの心地よさ。
頬に受ける夜の空気、この心地よさは癖になる。
仕方ない、癖になる。

帰ってからの、水道水の美味しさと言ったら!
身体の内側から、ひたひたに浸されて水が行き渡る心地よさ!

冬の銭湯に感謝。
集中してからの脱力。
毛布の気持ちよさは格別で、空気をいっぱい吸って、眠りにつく。

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