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透明少女の気持ち

ナンバーガールの楽曲で、透明少女って言うのがある。
その少女の気持ちが

「もしかしたら、少女が透明になるのはこんな感覚かも」

って、感じた今日の夕暮れ。

梅雨の合間に晴れて、爽やかで気持ちの良いカラッとした風が吹き抜ける。

夕方の、光り始めた月が白くって、それを教えてくれた事に心がざわめき出す。
それは「ほっこりした」とか「温かくなった」とかましてや「幸せを噛みしめる」とかそんな動きが生じるものではない。しっくりこない。

実体が、少しずつ夕暮れ時に透明になる、その感じ。
それを感じて、透明な水平線がずっと続く。
フラットな気持ちが日常の夕暮れ時に色濃くなって、輝く月が際立つ夜になる。

透明少女は言うだろう「私、幸せなの」って。

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