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誰も誰かの味方にはなれない 自分の味方は自分だけ 人生はマラソンみたい 多勢が一緒に走る…
あなたに会った日から私は 眠くて眠くて 布団の繭の中で眠ります 美しい蝶になり羽ばたく私…
夏がぼやけて散ってゆく ああこういう感じか あのとき触れていたら とかたらればはいやだね…
昼休みは所在がなくて 速足で向かう 屋根のない喫煙場所まで ハイライトメンソールを一本吸…
もう笑顔にならなくていいんだ サヨナラ
たぶんつながるなんてことはなく 交わることすらあまりなく ではあれはなんだったのか 一瞬…
10月になればまた あの辻へ行く 風は強く吹くだろう よく似た影法師を連れて 歩こう
わたしが詩を書き始めたのはなぜ 水泳の授業をサボタージュして 美術室で音楽を聴いた 私服…
夏にはこの街道沿いに カンナが黄色く燃え シャクナゲは可憐な薄紅色に揺れた カンナは立ち…
彼女は隠しているやさしさを そのはりつめた心に そっと触れたとき ほんの少しだけ見せてく…
誰も知らない この心の炎を 何もないところから 一つのモノを作ることへの情熱を 誰にもこ…
春は少し照れくさく 春は少し憂うつで 春は少し戸惑いながら 春はいつも黙っている
気持ちだけ贈るエアバレンタイン 誰もみな その内側に 愛の灯火をともし揺れている いつも…
依存じゃない、と きみはコーラに手をのばす わたしはハイライトメンソールをくわえる さよならは季節終わりのくちなしのように 茶色くて 4次元ポケットは2次元の中