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Quorum親断ちラジオ Vo.1 2020年10月8日配信文字起こし【前半】

「親断ち」に関する必要な情報を、様々な不安や困りごとのある方から、ふら~っと気軽に訪れた方にまで届ける「Quorum親断ちラジオ」は、2020年10月よりstand fmのQuorumチャンネルより毎週水曜日20:45から生配信しています。

このnoteでは、これまでに配信したラジオの文字起こしテキストを掲載します。ラジオのリンクも掲載していますので、音声でのゆる~い感じを楽しみたい方は下記のリンクよりお楽しみください。


Quorum親断ちラジオ#1(前半)

今回は、2020年10月8日に配信した第1回前半の文字起こしです。

Quorum代表でありコーチでもある杉本直子さんと、ゲストにコーチのたくちゃんさん加え、事前に頂いたメッセージに回答していきながら、直子さんのこれまでの経験から、「親断ち」とは何か一緒に考えていきます。

■文字起こしテキスト

たくちゃんコーチ(以下、たくちゃん):Quorum親断ちチャンネル始まります。


2人:パチパチパチパチ~


杉本直子(以下、杉本):パーソナリティは、Quorumという会社の代表をしております、杉本直子と申します。コーチングのコーチもしておりますので、Twitterでフォローしてくださっいる方はご存知でしょうかね、あんまりアクティブではないので、これからちょっとアクティブになろうかなと思っています。そしてもう一人のコーチの仲間のパーソナリティを紹介します。それでは自己紹介をお願いします。


たくちゃん:ご紹介は、たくちゃんコーチです。よろしくお願いします。


杉本:たくちゃんコーチで十分です(笑)


たくちゃん:そういう生き物なので(笑)


杉本:生体がね(笑)たくちゃんっていう存在なので。


たくちゃん:そういう感じでよろしくお願いします。一応今日はレターを頂いているので。読んでいきますか?


杉本:そうですね、えっとちょっと数日前に、「Stand fmのほうにレターを下さい」とTwitterのほうで募集を呟いたんですけど、その時に呟いたことが『「うちの親ってこんな人なのよ」「うちの親とこんなことがあったのよ」というエピソードがあったら投稿してください』と募ったら、有難いことにお二人いらっしゃって、はい、じゃあ読ませて頂きますね。


たくちゃん:はい、お願いします。

自立する「親断ち」


杉本:『うちの親は「自分で考えて行動しろ。とにかく思ったようにやれ、その代わり絶対人のせいにするな」と小さい頃からしつけられました。自分の進路に関しても、「自分の決めたことなら後悔するな」と金銭的な負担は何も言わずにしてくれました。色々ありましたが今は感謝しています』と、匿名でDさんからいただきました。


2人:ありがとうございます~。


たくちゃん:Dさんは感謝しているという話ですね。感謝してる・・・まあなんか色々あったというところは気になりますね。


杉本:うん、そうですね。このメッセージをいただいた後にTwitterのほうで少しお話させていただきまして。色々あったけど、今はお父様とお互いの家業についてお話することがあるのかな?「(Dさんの)お父様が個人でお仕事されていたということで、その話を聞いたりしてるんです」とおっしゃっていて、色々あったけど、今はお父様の理解をしようとする機会があって、ポジティブに捉えられているのかなぁという印象がありますよね。


たくちゃん:これは、「自立する親断ち」という感じ?


杉本:うん。おそらくこれは現在Dさんが当時色々あった時のお父様の年齢を超えだして、今お父様とお話されて、ご自身もお仕事されている中で「まだまだお父様にちょっと近づけないところ、到達できないところもあるんだなことも分かった」っていうこともあったみたいで、尊敬とかね、男同士だとあんまり話さないイメージなんですけど。


たくちゃん:そうだね。親子っていうよりは「1人の男と男」というか、「1人の大人と大人」というような、そんな関係性ができているような。


杉本:ちょっと自立をしているのかなっていう印象。


たくちゃん:お互いに?


杉本:うん。お父様もなんか話をしてくれるって、同じ目線でとかしてくれるって。


たくちゃん:なるほどね、「Dさんを大人と認めていますよ」って感じなんだ。


杉本:うん、そういう風に受け取った。


たくちゃん:なんかいいよね、こういう関係性、素敵ですよね。


杉本:そういうタイミングって仕掛けてできるわけじゃないよね。自然と。


たくちゃん:そうだね、なんかタイミングがあるとね、こういうことが一気に進んだりするよね。


杉本:ラッキーというか、すごくいい感じですよね。きっとこの「色々あった」っていうことは、Dさんの中でまあまあ大きなことだったと思うんですよね。ちょこちょこ出てくるワードだと思うんで。


たくちゃん:そっか、こんな感じでDさんは自立型親断ちをしました、と。


杉本:色々あって、良い状態なのかなって。応援していきたいなと思いますよね。


2人:ありがとうございます。


たくちゃん:もう1つありますね。


杉本:はい、もう1つは女性ですね。(匿名Hさんから)読みます。「母からのスキンシップがなかったので、ないことが不自然だと思わず、子供を産んでからスキンシップをすることを知った」とのことです。


たくちゃん:短いけど深いね。


杉本:お子さんを産んでからスキンシップをすることを知ったということで。赤ちゃんの時は記憶がないので、おそらく幼い頃にスキンシップをされていたかどうかは覚えていらっしゃらないと思うんですけど、記憶に残るスキンシップがなかったのかなと思っていらっしゃるのかな。


たくちゃん:そうね、自分の子にスキンシップして初めて気づいたっていうことかな。不思議な感じですけどね。なんだろ、足りてない感じがあるような印象もあるけど。


杉本:お子さんを産んで育てることで、自分の今までの生い立ちを思い直したり、捉えなおしたりすると思うんですよね。でもその分、お子さんからのフィードバックっていうかお母さんを求める声には応えてるのかなって。うん、思いますけど。


たくちゃん:なるほどね、同じことを繰り返すのではなくて、ちゃんと愛情を私は注いでますけどもっていうね。


杉本:そうだね、そこに気づいて同じことを繰り返したいとは思っていないよね。不自然とは気づかずって本人が不自然だったって認めていることがまず1個、すごい大事なことですよね。

杉本:こういう親子関係って認めるっていうことが結構ハードルが高いし、自分が悪かったからとか、そうではないというマインドにいきやすいんですよね。それが不自然だったって一言言えるところがHさんに関してはいいなと。


たくちゃん:そうだね、しかも自分は繰り返しませんよっていう印象がありますよね。


杉本:ここからちょっと子育て、お子さんもだんだん育ってきて悩むことがあると思うんですけど、過去のことが子育てをするうえでマイナスな部分ばっかりになるわけではないから、結構親子関係とか悩んでる人って、自分も同じことをしてしまうんじゃないかなって思っている人が多くて、自分自身は幸せになりたいけど、子供を持つことに抵抗を持つというか、怖いと思う人や不安に思う人がいると思うんですよね。


たくちゃん:確かによく聞くよね、まああと語らず誰かの子じゃないですか?このHさんは自分としては親断ち上手くできそうだよね。


杉本:親断ちしていく良いプロセスを踏んでいけそうだよなって感じます。


たくちゃん:そうだね、この続きがあれば聞いてみたいよね。


杉本:そうだね、何かあれば言ってもらいたいし、現状を口に出すってすごい大事ですよね。なんで大事かというと不完全な自分を口に出すと認めることができるっていう、言っちゃったらそうじゃないですか。不完全で完璧じゃない自分もいるっていうことを言えることって実はすごい強くなるっていうか自分で自分を認めてあげる1つ目のプロセスだからね。


たくちゃん:そうだね、すごい勇気いるよね。


杉本:勇気がいることだし、この投稿をしてくれた時点で、勇気を出してくれたんだなと思って、そう思いません?私はそう思います。


たくちゃん:そうだね。今聞いている人もなんかコメント書いてくださったら、今拾っちゃおうかなって思っていて。わあ、いっぱい来てくださって。


杉本:ありがとうございます~。


「毒親」・「毒一族」ってなんだろう?


たくちゃん:「なおちゃんは一体何者ですか」っていうのをもう少しいいですかね?


杉本:私は毒親育ち、毒親一族のモラハラ旦那経由の4人のシングルマザーです。


たくちゃん:生え抜きだね、いわゆる闇抜けはしたんですか?


杉本:闇抜けはしましたね。とはいえ、毒親に生まれ、毒一族で育つというなかなかのプレッシャーと闇で育つ環境ですね。


たくちゃん:想像つかないね。


杉本:やっぱり1回過食にもなったし、おでこもニキビだらけになった。


たくちゃん:それはどっかで聞いたことある気がする。


杉本:うちはね、一族が毒親を支配してたので、一族が強かったのかもしれないけど、例えば、ちょっとおかしいとか気づくまで幼い時は気づかないけど、ある程度大きくなってお年玉をもらうって時、皆さんお年玉は年齢かな?大人だったら親にあげるとかもあるかもしれないですけど、大人になって気づいたことは、いとこたちが並ぶんですね。一応偏差値でお年玉が決まるという。偏差値変動制(笑)叔母たちからの評価、人からの目を気にしてきましたね。


たくちゃん:すごいっすね、毒一族って・・・。


杉本:一族は常に誰かの支配下にあるっていうね。初めて毒一族を出る決心をしたのは、私の妹が少し勉強ができなくて虐げられてきたので。


たくちゃん:その基準だとね。


杉本:その基準しかないので。親は守らないので。


たくちゃん:親が(子供を)守らないっていうのが毒親なんだね。


杉本:うちはそうでしたね。まあ、家の中に入ってしまえば彼らの支配下ですけど、一族の中にいる時は影を潜めて影が薄くなってしまって。


たくちゃん:それで妹さんきっかけで抜けようとしたのは?


杉本:というか私は最初から言うことを聞かない、塾を行かなくなるとか、小学生の頃は習字、公文、水泳、なんか沢山習い事してて、その間を縫ってお友達を沢山遊びたくて、だからバス通りを爆走してましたね。一生懸命塾間に合うように(笑)ただね、親からの脱出っていうのは物理的に離れないと難しいですね。


たくちゃん:お家出ちゃうってこと?


杉本:経済的にお世話になっているので、少し難しいというか。やっぱり悩んでいる人達もあちらに権限があったりするので、自分が安心する場所に物理的に離れてみることが自分の人生の1歩がすすめたかなって。


たくちゃん:それは結構大事だね。


杉本:自分の心の安寧のためには大事なことですね。


たくちゃん:親が守ってくれなかったら、毒一族の中でお母さんもいじめられちゃったりするってことだよね。


杉本:あ~それは本当にあるよね。うちは一族の中でも親が年下だったので、叔母たちに育てられてきたってところがあって、一族の中にもヒエラルキーがあったりして。


たくちゃん:逆らえない関係性ができちゃってたんだ。


杉本:うん、そうだから、親も一人の人として、「この人もこうなんだったんだな」とかよく言われてたのが、「あなたも親になったらわかるわよ」って、でも結局今わかりません!って(笑)



たくちゃん:時代とかもあるだろうし、お母さんも楽じゃなかったんだろうね。そこから抜け出しましたと。


杉本:物理的に向けだしました、と。毒親育ちの人は自己肯定感が低かったり、酷かった人は手を洗い続けてしまうとか、あと人の目を気にしすぎてものを選べないとか。


たくちゃん:それはよく聞くね、優柔不断とか。


杉本:コミュニケーションとかもそうだし、ちょっと依存があったり。そこを変えようと思った時に親問題が出てきて。親にこういう風にされてきたから、とか。そこで上手く向き合えると自己自立ができるというか、精神的自立が良いタイミングで出来たらいいなって思っていて。就職のタイミングで親断ちしとくとか、親が決めた仕事じゃなくて自分で選んだ仕事ができるとか、パートナーを決める前に親断ちをしとくとか。


たくちゃん:なおちゃんは、親断ちをする前にパートナーを決めちゃった感じ?


杉本:そうだね、毒抜きをしないままモラハラの旦那さんだったりして。メンタル的に依存しちゃうとかは継続しちゃってたりしたのかなと思っちゃったけど、自分が自立しようって時に色々変わっていくのかなって。もう大変すぎる!


たくちゃん:4児の母って思われてないんじゃない?
杉本:緩いな、この人って?(笑)しっかりものではあるはずなんですけど。

たくちゃん:子供が?(笑)


杉本:子供のほうがしっかりしてたりしてますね(笑)


たくちゃん:でも本当4児の母には見えないですね。


杉本:それも良しとして、実際すごい勢いで野菜炒めとか炒飯とかバーーーっと作ったりしてますよ(笑)


たくちゃん:4人もいますからね。


杉本:上3人は中学生です。もう家族はチームです。


たくちゃん:チーム長みたいな?


杉本:マネジメントというか、今あるお金を誰に投資するか(笑)「その熱意言ってごらん」みたいな(笑)


たくちゃん:すごい参考になりそうだね、悩んでる人には。


杉本:全然聞いてもらって。子育てに正解はないからね。本人たちがありがとうっ言っていきいきと自立してくれて初めて終わり!(笑)


たくちゃん:「今一番大変なこと何?」って聞かれたら何って答える?


杉本:ないかな、あんまり。最近元々ショートスリーパーだったのが良く眠れるようになってきて。何が大変かな、あ、少し太りましたね(笑)コロナに乗じました。これでもコーチの厳しいところって、「痩せます」ってクライアントさんに言ったら、本当に痩せなきゃいけないので、「悩んでます」ってくらいに留めとかないと(笑)


たくちゃん:毒親・毒一族育ちでも抜け出せばこんな感じになりますよっていうことだよね。


杉本:うん、なる。必死にもがいていけば、止まない雨はないからね。


たくちゃん:おぉ、かっこいいね。


杉本:止まない雨はないから、耐えて逃げて下さい。


たくちゃん:逃げるの大事だよね。


杉本:うん、逃げは負けじゃないよ。逃げるの大事!だって結局そこにいても闇の中だから。毒親・毒家庭・毒一族って1つ間違えると自分が悪いみたいになっちゃうんですよ。自分が答えられなかったからって。でもそんなの関係ないって誰かが言ってくれるところにいかなきゃ。

たくちゃん:自分の経験(毒親育ち)で子育ては難しいよね。


杉本:4人いますけど、1人も大変だけど。本当に1人目が大変で、いわゆる育てやすい子だったのかもしれないですけど、やっぱり何もわからないことの中で育てる大変さはありましたね、産んで2か月で17㎏痩せました。2人目からは赤ちゃんが何を求めてるのかとかね、わかってくるようになりましたね。悪い言い方すれば手抜き?を覚えることができるようになりましたね。


たくちゃん:1人目が本当に大変なんだね。


杉本:1人目、2人目が本当にね。


たくちゃん:毒親だと誰も聞く人とかもいないしね。ママ友とかはいるかもだけど。


杉本:友達ってね、例えばお子さんが生まれた時に親がまた支配するというかいちいち口に出してくるけど、自分で作り出す人間関係で乗り越えたほうがいいと思います。

杉本:だからそこはできるだけお友達ができたらいいなって思いますね。

#1後半に続きます。


Quorumとは

『「自分らしく生きる」ためにも、1人1人が過去を受け入れ、今を楽しみ、未来へ臨む』を掲げ、「親断ちコーチングプログラム」を展開しています。「親」ではなく「個(子)」である皆さまに寄り添ったコーチングが必要であるという観点から、自分と家族の将来のために、「親断ち」(=親からの心身自立)を目指していきます。

もし興味があれば、Quorum公式サイトを覗いてみてくださいね。サイトではメルマガ登録も受け付けています。「親断ち」や「自立」、「コーチング」に関する情報を定期的にお届けしています。親子問題の解決に踏み出す一歩としてぜひご活用ください。



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