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許し。

セッションの途中もひっきりなしに母から電話がなっている。
あいつのせいで、という恨み節に隠れていたのは、
ストリートの片隅で一人だけで生きていた黒人アメリカ人時代。
助けを求めても誰もふりむかない。
時を超えて受け継がれた絶望の下には、
誰も助けてくれない、体いっぱいの孤独。
その下には希望の光があふれて生きる歓び、
あたたかさ、調和に満ちている。
今世ここそはその才能をみんなに与えにきた、
幸せのリーダー。

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