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これをミドルエイジ・クライシスというのか

こんばんは。

今日はお稽古場に新しい生徒さんが2人も来るとのことで、私はアシスタントとして参加しました。

おまけに新米のこどもたち2人に加え、自治体の広報担当の方が取材にいらっしゃり、お稽古場はとても賑やかでした。

中学生の女の子は、風炉の季節になったばかりにも関わらず、風炉の点前をしっかり覚えていて、アドバイスいらず。少女がお茶を点てる姿は、カメラの的。チヤホヤされているなぁと思いきや、彼女自身は謙虚で、私の目をしっかり見て話を聞き、そうでなくても自らすすんで新しく来た人たちへのフォローをしていました。

彼女の母親世代ともいえる私の方が自分自身で精一杯で、なんだか頼りなく感じました。私が10代、いや20代の頃なんてろくな練習もせずお点前だって間違えばかりで、自分がお茶を嗜んでいることだけで満足していた気しかしません。

生徒でもなく、だからといって先生でもない私の立ち位置。誰に褒められるでもなく、求められた役割を果たすこと。茶室の乱れ、空気の乱れを整えることを淡々と。これはお茶の場だけでなく、職場や私生活でも今、同じ状況にあるな、なんてふと感じました。

裏方仕事、人を支える仕事こそ、新たな発見チャンス。でも、それさえ今はまだ不十分。最近はそれが見えてきて、まずはできていないことができるようになること、それを淡々とクリアしていけば良いとわかっているはずですが、私はついこの現状をなんとかしたいと、新たに何かやろうかと考えたりしてしまいます。
中年というか、中間管理職クライシスというか、なんだか悶々とした気持ちが拭えません。不惑の年に至るまであと数年ありませんが、迷いが払拭されることは当分なさそうです。


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