アナエロのフルッタ メルカドンを飲んでの感想です

20230310
ある程度珈琲好きな人しか知らないかもしれないですがコーヒー生豆の精製方法には大別すると、
・果肉を取って洗ってから乾燥させる(ウォッシュドと言われる)
・ある程度乾燥させてから果肉を取る(ナチュラルやサンドライドと言われる)
の2種類があります。

一般的にはナチュラルは品質管理が難しいらしく、ウォッシュドの豆が輸入されていることが多いと思うのですが、最近は香りが豊かで高値で売りやすいナチュラル精製の豆も増えてきている印象です。

実際はこの中間的な精製方法もあるのですが、今回買った「フルッタ・メルカドン(ブラジル)」はナチュラルに分類されるらしいですが乾燥前に一工程加えて少し無酸素状態で発酵させたものらしいです(嫌気性発酵)。アナエロビックファーメンテーションとも言われます。発酵する際に果肉の香りが生豆に染み込んでフルーティな香りがするのでフルッタとも言われるようです。

実際に産地からは、このように精製された生豆が輸出されます。自家焙煎の店などではこれを買ってきて、焙煎して、焙煎豆を挽いてコーヒーを淹れます。

個人的な「フルッタ メルカドン(焙煎はハイロースト)」を飲んでみた印象ですが、フルーティな香りがすごく華やかでまあまあ美味しいです。味も良いのですが、通常の精製の珈琲にある香ばしい感じが弱くて香りをつけた感があって、たまには良いけど毎回飲んだら飽きるかもと思いました。ウィスキーの香りをつけた「BARREL AGED COFFEE」ほどではないですがそれに近い感じがします。

200g買ったので飲み切りますが、イルガチェフのナチュラルと交互に楽しもうかなと思います(^^;)

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