理解しすぎていない範囲でRTAしているゲームを紹介する話②ゼルダの伝説(FCNSO) Switch Special Editionと各種グリッチ説明

今日も記事投稿の時間がやってまいりました。不定期です。こんばんは、私です。

前回から投稿している、「理解しすぎていない範囲でRTAしているゲームを紹介する」記事のパート2です。

前回の記事はこちらから↓

さて今回は自分が走っているRTAの紹介その2です
前回同様初代ゼルダの伝説ではあるのですが、今回は、Nintendo Switch Onlineで走ることが可能なカテゴリとなっています。

と、その前に初代ゼルダを走る上で大事なことが前回一つ抜けていたのですが
初代ゼルダをSwitchでプレイする際、日本語版と海外版のNintendo Switch Onlineでは、移植元の媒体が異なります。
日本語版はDISK SYSTEM版、海外版は、海外で発売されたNES版がベースになり、それぞれ、ダンジョン入場時や2Pコンで行うUP+Aのロード時間などが大きく違います。そのため、一部カテゴリ(100% No UP+A、any% No UP+A)は海外版の使用による記録限定になることや、他のカテゴリでもSwitchでプレイする際は、海外版が推奨される為、海外版のNSOをダウンロードするためのアカウントを持っていないといけません。
こちらの方法については今回は触れないため、別途検索などしていただくようお願いいたします。



それでは今回のカテゴリの説明などです。

・Switch Special Edition
Nintendo Switch Onlineのファミコンに収録されている一部のゲームには、Special Editionと呼ばれる、装備充実状態でのゲーム開始やフル装備でボス前からスタートするなど、手をつけやすい状態でゲームを開始できるものが存在します。この初代ゼルダにもそれがあり、
スタートから隠し洞穴のハートを獲得している、第2段階のソードを持っている、青リングを装備している(ダメージによるライフ減少の緩和)、必要アイテムのいくつかを所持している
といったものになり、この状態でany%(グリッチ使ったりしてとにかく)クリアするカテゴリになります。

完走目安時間 すべてのグリッチを覚えて30〜50分

今回も、このゲームを一度でもプレイし、ある程度知識を持っている事前提で記事を進めています。
またこのカテゴリは、多用されるグリッチの説明も必要になるため、そちらも交えての説明になります。

まずはSpeedrun.comに登録されている自分の動画がこちらになります。

ルートメモです

こちらはメモを取らずに走っていたSSEのルートを、改めてメモノートに書き起こしたものになります、こちらを約30分の記録動画を照らし合わせてみていただければ。


次に主に使われるグリッチの説明です。
※環境によってはgifアニメーションが再生されない場合があります。あらかじめご了承ください。

・スクリーンスクロール
特画面端から画面端へ移動するグリッチとなります。
特定の位置で十字キーの↓を1フレームだけ入力し、リンクが反対方向を向いたことが合図になり、成功している場合、画面の端から端へリンクが移動します。
右から左へ行く場合。

左から右へ行く場合。
この場合のみ、「特定の位置」に2ピクセルの余裕があり、その特定の内側にいる場合、剣を振ったリンクの硬直状態字に十字キーの↓を入力し、反対方向を向いたときに端から端へ移動します。下記gifでは、↓キーとAボタンををほぼ同時に押しています。

その他仕組みや応用について、は以前の記事でも紹介した、りゅうくさんによる詳しい解説動画がありますので、そちらをご確認ください。

・ブロッククリップ
ブロックの手前特定の位置で移動と剣を振る(リンクの硬直)動作を同時行うことでブロックに乗る(めりこむ)グリッチです。
リンクの向いている方向に対し、垂直方向の十字キー(上を向いている場合は左か右)と剣を振る動作を同時に行うことで、ブロックに乗ります。
このグリッチはブロックの「特定の位置」に3ピクセルの余裕が有り、スクリーンスクロールよりは失敗率は少ないと思います。
下から上へのブロック抜けに主に利用し、これ以外にも移動はできるというのですが、あくまでブロックにめりこむ動作のため、上と左右では使われないようです。

こちらも仕組みや注意点は下記のりゅうくさんの解説動画をご確認ください。こちらでは説明していない、ブロック抜けを2回行う「ダブルクリップ」というテクニックについても説明されています。

・ラダークリップ
ブロッククリップとはちょっと違いますが、L4で手に入るはしごを使って特定の位置で垂直方向(上を向いている場合は左右)の十字キーを1フレーム入力し、はしごで連続で渡れないところを壁抜けのごとく渡りましょうというグリッチです。
はしごの上ではリンクが剣を振りながら移動できるという仕様上、入力に余裕を持たせる硬直状態での十字キー入力が出来ないため
自力での十字キーの1フレーム入力が必要になります。

このグリッチに限らずですが、その「特定の位置」が、上下、左右で若干異なります。このカテゴリは使わないのですが、後に覚えることになる
「ワールド(スクリーン)スクロールとラダークリップを使ったルート短縮」にも使われます。
例えば ↓ のようにマップの端から端に移動した先がはしごで移動できる場合に1ブロック分すり抜けるということも行います。

こちらもりゅうくさんの解説動画がありますのでご確認ください。
ラダークリップは事実上何回でも使える渡り方であることやワールドスクロールのことも解説しています。

(23.3.4追記)
これらのグリッチをSwitchで行う場合、コントローラー選びも必要になる場合があります。
例えばここで紹介している自分の動画では、
Nintendo Switch Online加入者限定販売しているSwitch用ファミリーコンピュータコントローラーを使用しています。こちらは1フレーム入力がしやすいのですが、他Switch用コントローラーやJoy-Conは、出来なくはないですが、ボタンの固さや造りによって安定して1F入力をするにはそれなりの慣れが必要になりますので、本気で挑戦される方は公式ファミリーコンピュータコントローラーをお勧めします。この辺りの話もどこかで出来ればよいかと思います。

この他にも、小技がいくつか存在するのですが、こちらはこの記事の校正をしてくださる方がいらっしゃるので、そのうちその方々と協力してどこかにまとめていければと思っています。



前回TDO Glitchlessでも紹介したテクニックにさらにこれらのグリッチテクを使って進めいくのがとっつきやすく、また、これらのグリッチを使えることで
「あ、オレRTAしてる…!」
みたいなプラス感情にもなれるので続けて遊べています。

また、Switch Special Editionは先述の通り、最初から装備が揃っていますので、その状態からTDO Glitchlessの練習をしたりなど、そういった駆け出しにも最適です。

例えばカテゴリ上としては存在していませんが、こういった練習カテゴリを独自で作って遊んだりもしています。

・ Switch Special Edition 100% Glitchless

・Switch Special Edition Glitchless&Full Life

こういったオリジナルカテゴリを作って遊ぶのも、息抜きにはいいと思います。

さて、次回は…同じく初代ゼルダのAny% No UP+Aについてと、可能であれば先ほどの小ネタの話などを記事として書ければいいかなと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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