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日大アメフト問題に思う。何でも大人が決めるというが…。

日大アメフト部の廃部が決定だという。
ボクはまずは妥当だと思う。
この決定に対し、現在残っている学生に対して、大人がその責任を果たすべきだという反対意見としてあるのだが、大学側(大人)は問題が顕著化、拡大化する前に対処し、必然なる対応を取っているべきであるはずだった。
まさに「遅すぎた」と言わざるを得ない事態が現在であろう。
それに対し、責任を取れというのかもしれないが、いずれにしても遅い。

大学クラブと所属者の犯罪の関係について外国との比較を出す人もいるが、そもそも日本での大学と大学クラブの関わりの深さ、コーチ、監督と大学の力関係の昔ながらの強さは日本は伝統的なまま。
チームの責任を大学と分離していれば、発見も判断も早く対処でき、動くことができて被害が拡大せずに済んだかもしれない。そうなれば、他の真面目な学生への無駄な被害もなくて済んだであろう。

厳しいことを言うようだが、学生も学生と言っても成人に近い年齢。日本ではまだまだ甘やかされているが、自立していい年齢。「大人が守ってやる」っていう年齢でもない。
告発したのも善良な学生であろう。「告発して損をした」なんて人生を振り返って思わないでほしい。長きに渡って続いた悪習を断ち切ったのだから。そんな若者が居ない限り日本は変わらない。
アメフトに関しては確かにリーグではできなくなったかもしれないが、サークルを自分たちで立ち上げるだとかはできるかもしれない。あるいは、どうしてもプレイしたければ、社会人チームなどへの特別編入などまた違った道を開けるかもしれない。
大人が作った道だけを頼ろうとせず、自分達で道を開くチャンスではないだろうか。

なんにせよ日大の体質は根本的に変わらないというのは心底分かっただろうから、もはや大学の回答を待つなんてしない方がいいだろう。
真面目な学生に対しては世間は分かってくれている。
大変だろうが、腐るべからず。
ガンバレ、その他のマジメな日大アメフト部!

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