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All about quiet funk (#7)

徒然なるままに思いつくことを書き記そうと始めたエッセイ#7

その事に意味があるのか無いのかは、僕自身にも分かりかねるが、意味が無くても構わない。ひとつあるとすれば備忘録ということになるのだろう。

50も半ばを超え、同期の友人達と久しぶりに会うと『体力が無くなった』だの『若い頃のように体が動かない』などと皆、口々に語ることが多いのだけれど、僕自身はあまり感じること(体力について)が少ない。

四国に移住して10年になるが、日常的に体を動かすことが増えた所為かもしれない。大きく変わったのは波乗りの頻度で、週に3〜4日。自分にとって波が良ければほぼ毎日というサイクルである。

移住する3年ほど前にロングボードを手に入れて年に数回、海に出かけていたが毎回、体力的にキツかった。波乗りをした翌日は身体中がバキバキになっていたのを思い出す。

今はあの頃がウソのように体力がある。都会の人がジムに通うのと同じ様な感覚で、週に何度か波乗りをする。いくらか胸板が厚くなり肩幅も広がった。ほぼ毎晩の晩酌の所為か腹は引っ込まないが・・

50の手習いという言葉があるのかどうかは忘れたが、中年(若しくは晩年)と言われる年齢から始めた趣味というものは不思議なもので、自らの成長というか伸びしろはまだまだあるのだと再認識させてくれるのである。

前述した体力も然りであるが、好奇心であったり、向上心だったり、探究心であったり。ワクワクは年齢には関係ないと思いしるのだ。今の僕にとってはそれが波乗りであり、モノ作りである。そこにはモチベーションなどという概念は存在しない。

趣味を仕事にすると(趣味を)楽しめなくなると、バス釣りの仕事(ルアー作り)を始める際に忠告してくれた人がいたが、僕には当てはまらなかった。プラグ作りやバス釣りを楽しくないと思ったことは無く、どちらかと言うと、好きなことばかりして申し訳ない(今は無いが・・)という気持ちになることがあった。

傍目から見ると、徹夜仕事をしていたり、そのまま寝ずに釣りに行ったりと、よくそんなに頑張れるね・・と思われたりしたが、当の本人はただ楽しくて、仕事をしている感覚はないのだ。

ビジネスとして、経営や人間関係では苦しい時期もあったが、今は昔。それもまた人生。人生色々。人それぞれ荒波の無い人はいないと思う。荒波の日その時に、伸るか反るか(諦めるか否か)の選択だけだと今は思う。明石家さんま曰く『生きてるだけで丸儲け』これでいいのだ。







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