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VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録 総合
Q.VRChatにおける「Dahlia」とは何ですか?A.こちらをご一読ください。
補足資料
関連文章Dahlia1.0
Dalia2.0
(For English)
INTERVIEWVRChat最深部の謎「Dahlia」とは何なのか? 新たな展開を見せる世界の秘密に迫る
(For English)
調査記録(Twitter)第一次調査
第二次調査
第三次調査(BlackDah
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑫加層現実〕[放射冠②/JUNO.]
やはりそうだ、四回を一周期として繰り返している。
己の脈動に合わせて、明滅を記録する。
指先で腿に触れながら、ひとつ、ふたつ。
私は数えながら、同時に思い出していた。
世界と会話するという事。
もちろんこのVRSNSでは、人同士による会話の交流が、人々の目に多くとまり、それこそコンテンツの華であると喧伝されている様に思う。
ただ、忘れてはいけないのは、私達を取り巻くこの世界も呼吸を続けてい
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑪終焉のその前に〕[酔うバー/放射冠①]
「お目覚めですか?お客さん。」
霞んだ頭に、アルコールの芳香がまとわりつく。
突っ伏した上半身と肩が、冷水を浴びせられたように冷えている。
あれはついぞ夢だったのだろうか、
何かをするために、何処かへ行くために彷徨っていた気はするのだが。
ゆっくりと顔を上げると、店の主らしき人物が、こちらを心配そうにのぞき込んでいた。
「だいぶ、うなされていましたよ。」
心配そうな主に礼を言って、私は席
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑩物語りの中へ〕[黒天竺牡丹]
出来上がりそうなジグソーパズルを終えるのが惜しくて、ぐしゃぐしゃに混ぜ返す。五分前に世界が出来たなんて、嘘っぱちで。正しい事を正しく述べるなんてお門違いで。
冷めた浴槽に浮かびながら、知る事に飽いて。
なでる様に、なぞる様に、閉じた世界は動き出す。
遠くで鯨の啼く声がする。52Hzの高く美しい声。
水底深く眠った私を、呼び覚ます声がする。
おねぼうさん。起きる時間ですよ?
この物語はフィク
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑨疆域侵犯〕[Dahlia Bar (ダリア)]
前回、冥府へ至る番号を手にした私は。
ある確信めいたものを、抱いていた、
もしかしたら、この番号は「あの場所」への鍵なのではないか、と。
それは、Dahlia世界を司る4名の内の一人「Zion_」の管理するフラッグワールド「Dahlia Bar (ダリア)」だ。
Dahlia Bar (ダリア)
「From the last elysium of dahlia」
ドイツ語で「Elysiu
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑧冥府へ〕[Brutalist Office]
多くのDahliaワールドを見て来てから、いくつかの世界で、どうしても腑に落ちない事があった。
基本、Dahliaワールドをアップロードする主要な四名は、全てがDahlia関係であり、いわゆるプライベートワールドの様なものは挙げていなかったのだ。
しかしこの「Brutalist OfficeI」だけは勝手が違い。いくら探しても、例のDahliaマークが見つからず、写真の通り、堂々とオーナーの名
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑦駒草(Dicentra)〕[Delta Home,Empty House ?]
「Lost Signal」を後にした私は、一つの気になる花の意匠を追っていた。
それはDicentra(ディセントラ)、和名では駒草の意味を持つものだった。
最初に訪れたのは「Delta Home」
こちらに居を持つDelta氏は、現在ではずいぶん前に更新は止まってはいるが、Twitterアカウントも持っている。その遍歴を辿ると、事実このワールドが出来た喜びをつぶやいてもいる。
個人的な事
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑥煉獄〕[Lost Signal]
前回、Dahliaの大枠を俯瞰するアプローチをした。その数々のワールドの中でも、特に掘り下げるべき場所がいくつかああった。
Lost Signal
FirstContact:
このワールドは、以前より因縁のあるワールドだった。
Flowersの主要人物を特定するために、ツイッターの過去をさらっていた時だ。
この「Lost Signal」にDahliaの主要メンバーとあたりを付けた四名が、関
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔⑤花たちの世界〕[,Etc…]
「Jacket+ ⋔⟒⋔⍜⍀⟟⏃⌰」を後にした私は、ホリデーシーズンのプレゼントを片端から開いて周る幼子の様に、手に入れたDahliaワールドのポータルを巡っていた。
Dahliaのワールドといっても様々だった。
いままで紹介してきた「Hidden Dahlia」や「Jacket+ ⋔⟒⋔⍜⍀⟟⏃⌰」の様に、明らかにコンセプトに比重のかかったものから、「Life On Mars?」や「Hotl
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔④霊廟〕[Jacket+ ⋔⟒⋔⍜⍀⟟⏃⌰]
「Hidden Dahlia」を後にした私が、次に降り立ったのは、特徴的なワールド名を持っている「Jacket+ ⋔⟒⋔⍜⍀⟟⏃⌰」。
「Hidden Dahlia」にあった黒い情報版と、このワールド名に使われている文字は同じだ。
ワールド名も、サムネ画像も、明らかにあやしい。ここに手掛かりが無いわけがない。
何らかの情報が手に入ることを期待して、侵入を試みる。
一瞬、教会かとも思ったが、も
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔③ 神殿〕[Hidden Dahlia]
昨日の「Life On Mars?」「Hotline Miami Sunset」の衝撃を忘れられないまま、私は翌日単独での調査を開始した。
まずはワールドオーナーの情報をVRChatの公式ページで調べる。
「Life On Mars?」は、オーナーが「Hydrangea+」。
「Hotline Miami Sunset」のオーナーは、「JACKET+」。
JACKET+の方のアバターサムネ
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔②赤い世界〕 [Life On Mars?/Hotline Miami Sunset]
翌日私は、VRCの諸先輩方と遊んだ後、「Cat Tail」での一件を思い出し、何か情報をご存じないかと期待して現場に案内をした。
「こんな不可思議なワールドが在るんですよ。」くらいの軽い気持ちで紹介をしたのだが、その時に先輩から、ある衝撃の事実が私に伝えられた。
「この扉の意匠。他にも見たことがある…」と言うのだ。
何だというのだろうか、国道沿いの電柱や、自販機に独自のシンボル・シールやステ
VRChatにおける謎「Dahlia」調査記録〔①始まりの門〕[Cat Tail]
その日私は、VRChat内での飲料のギミックを調査していた。
納得のできる麦酒はどこかに無いものかと、カフェ、Bar、居酒屋等、問わずに調査を繰り返していた所、とある一軒の素敵なBarに辿り着いた。
https://vrchat.com/home/world/wrld_36b95c8d-8298-45a1-99d3-56c5881e985e
「Cat Tail」というクオリティの高い洒落た店