苦しみをやり過ごす

今は7月のはじめ
街を歩けば薄着の女性を多く見かける
そんなとき、僕は必ずお尻を見るようにしている

どんな下着を履いているか浮き出るラインで想像するのが楽しみである

最近見かけるのがヒラヒラとした生地のズボンで
それは下着のラインがよく分かる
歩いているときのお尻の揺れ具合も見惚れるほど素敵だ
思わず引っ叩きたくなる

あとは胸元
スーパーやコンビニで商品を手に取るため
前かがみになる女性の胸元は大きく開き
柔らかな乳房が顔を出す

たまたま見ることが出来たときは本当に嬉しい
あの乳房を揉みたいなぁと純粋に思う

妻にはいつも胸元と、お尻は気をつけるように言ってある
無論ブラ紐もである
ブラ紐も必ずチェックする
どこにいてもである

僕の長年連れ添っている死神は
気まぐれに僕の心をちぎっては捨てる
理由のない恐怖と不安が身体に染み渡る
いっそ、丸ごと食べてくれ
と思う気持ちを羽交い締めして
どうにか今日をやり過ごすには
女性を眺めることが必要である
彼女たちのゆらゆらと揺れる部位が
僕の灯火に火をくべている