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ママとママの化学反応

私は毎月「おっぱい教室」を開催しています。

母乳のメリットなどを講義を
するわけではありません。

母乳育児、
子育て、
夫婦のこと、
お産のこと、
親との関係、
とにかくしゃべってもらいます。

私は、
「へー」
「すごい」
「わー」
「えらい」


そんなもんしかしゃべってない時もあります。



悩みを相談されたら
経産婦さんに聞きます。


「上の子の時、どうだった?」


人の経験というのは、
心に響きます。


講師が正しそうに話す内容より、
よっぽど身になるのです。


インスタなどで
美しく保存されたものを
見るだけではダメです。


その点ではnoteは
赤裸々に
書いてくれてるので
参考になりますよね。



経産婦さんは、
過去の経験を、
語ることで、
気付きが生まれます。

つらかった自分
我慢した自分
十分に頑張った自分

お産の記憶は、
一生を通して
消化していくものです。


やっと言えた
やっと許せた
やっと自分を褒めてあげられた


その経験を
初めての子育てに奮闘してるママが
聞くことは、
先輩が残してくれた獣道をたどること。

先輩も、
怒って泣いて笑って子育てをしていた。

私も、これでいいんだ、と思えるのです。


毎回、
奇跡のメンバーだなと思います。

そう、この人にこの人を出会わせたかった。
そんな出会いが生まれます。




自分の思いを、ていねいに、
ことばにするチャンスは、
日常のなかでは、案外、
あるようで、ないものです。

ジャッジされずに、
まるごと受け止めてもらえる
場はなかなかないですね。


家族でもなく
友人でもなく
ママ友でもなく
カウンセラーさんでもなく
初めて会ったのに
なんでこんなに
話をするのが楽しいの?


安心して、自分を深掘り
できます。


そうして、お互いにお互いの
開示と変化を共有できます。



ママとママの化学反応。

それは、助産師の引き出しも
増やしてくれる、
魔法のような時間です。

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