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【Refind Self】ネタバレ感想①

ゲームRefind Selfエンディング後の感想になります。
がっつりネタバレがあります。






























普段ゲームしないから未だに楽しい。
もういつ買ったのかも覚えてないけど。
自力でどこまでエンディング行けるか試行錯誤してるうちに、ソロプレイヤーと番長のエンディング行けた!
ソロプレイヤーの性格説明かっこ良すぎ…
ちょっと憧れる…


・大きい人と小さい人
・博士の弟
・うつわプロトタイプ
・番長エンド


・大きい人と小さい人

何度も何度も周回してるけど、通りがかっただけの主人公にどうにかできる問題じゃないよね…。
いや、主人公なら同じ島に住んでて同じEAI同士だから私なんかより事情に詳しいかあ。
私にどうにかできる問題じゃない、が正しいかも。

目の前で大きい人と小さい人が同時に息絶えそうになってて、どちらか片方なら助けられるって状況で何もわかんない第三者がどちらを助けるか選択するのは難し過ぎる。
事情としては、大きい人のバッテリーを小さい人が奪おうとしたために死にかけているそうで、小さい人もバッテリーがなければ死んでしまうそう。
もう動くことができない彼らの代わりにバッテリーを取って欲しいと両方から頼まれる訳だけど、トロッコ問題みたいな答えのない問題だよね。

バッテリーって心臓や脳みたいなものなんじゃ?
元の持ち主の大きい人は命を奪われてしまうんよね。
被害者なのは間違いないと思うんよ。

ただ小さい人の訴えの方が悲痛な印象を受けるのと、選択肢では「貧しい人にチャンスを」と肯定的な文章で、何か事情がありそうなんだけど今にも命が尽きそうな彼らにそれを聞き出す余裕はなさそう。

ストリートチルドレンがパンを盗んで飢えを凌ぐのであれば味方しちゃうけど、盗んでるのは命なんよね。

大きい人の生きる権利を奪って小さい人に譲渡することはどういうことなのか、彼らの価値観すらわからないまま、すぐに判断しないと全員死んでしまうという現場に立ち会う。

この場で選べるベストはより必要な方にバッテリーを渡すこと、ベターはとにかく片方だけでも生かすこと、そう思うとどちらかには渡そうと思うし、いつも結局小さい人に渡してしまいがちなんだけど、大きい人の遺体を見るとこれで良かったなんて思えないんよね。

不当に命を奪われた訳だし。
事情のわからない自分もそれに加担したし。

性格診断ゲームだからどう考えるのかを分析する材料になんだろうけど、彼らはなんでそんなつらい状況になってしもたん?

博士が小さい人のためのバッテリー作れないまま亡くなってしまったとか、何か設定はあるんだろうけど、プレイヤーがそれを知る機会はきっとないんじゃないかな。


・博士の弟

博士がナノマシンで人類を滅ぼすって時に命からがら島に辿り着いて、掃除型に掃除対象だと認識されるくらいぼろぼろになってる弟さん。
死に際に博士を止めて欲しいと望みを託されるけど、博士はもう死んでいるという事実を伝えるか、任せてください安心して眠ってくださいと彼を看取るか、ここも答えのない問題だと思う。
命懸けで成し遂げようとしたことがもう遅かったと知って亡くなることはとても苦しいだろうけど、叶えられないとわかってて約束することも私は残酷だと感じる。

私が弟さんと同じ立場であれば真実を知りたい。
私なら命を懸けると決めたなら覚悟もしてるから。
ベストを尽くした結果を知りたい。
そりゃめちゃくちゃ無念だけど、お姉さんと自分の結末を知って死にたいと思うかな。
それが自分の人生だった訳だし。

ただ彼は真実を告げるとかなり狼狽して後悔の中亡くなってしまうし、わかりましたと伝えると今までの自分の人生に一筋の光を見出して亡くなっていくから、彼にとっては後者がいいんだと思う。

博士も金庫に手紙を仕舞っているあたり、弟さんのことを想っていたことは間違いないと思うし。
ただ、もう無駄だよ、せめて同じ場所で死ぬことを選んでくれたことに感謝するよとのことだったから、やっぱり何よりもうつわが大切だったんだろうけど🥲
せめて、君がいてくれて良かった、すまない、ありがとうだったら弟さんの想いも報われる気がするけど、博士と弟さんとの間の愛情表現方法なんだろうな。
100年後の博士…多分、プレイヤー自身なんだろうけど、弟さんを埋葬したお墓にはちょくちょく顔出そう。
あの時来てくれてありがとな!のお花持って。

管理型の横のPCモニターに映る博士=ゲームを始めようとしてるプレイヤー…だよね?


・うつわプロトタイプ

うつわが博士にとって特別な理由、それは全てを言葉にすることができないものだろうけど、うつわに問われた時に博士自身が言葉にして伝えたのは「最初の存在だから」や「初めての友達だから」という理由だった。
海岸線を歩いてたらうつわのプロトタイプに襲われて戦闘になったけど、あの子は海岸線で何してたんだろう。
どうしてもEAIがうまく作動しない子で、研究所で改良を重ねていたけど博士が亡くなってしまって逃げ出してきたとか?
うつわは自分の失敗作だと思ったみたいだけど、彼女はうつわのお姉さんのような、うつわと博士が出会うきっかけになってくれた子じゃないのかな。
うつわだから追いかけてきたのかな。
もし、彼女が博士の初めての友達として特別な関係を築いていたら、今のうつわはいなかった。
博士が人間不信に陥ったきっかけが髪の色だったと言っていたけど、オリジナルのうつわだけが博士とお揃いの髪色で、他の子は黒髪なんだよね。
あの子の髪の色も博士やうつわとお揃いだった。
あの子のことを思うと寂しい気持ちになる。
また会えないかな。
また会えても戦うしかないんだろうか。


・番長エンド

「ナノマシン スプリーディング」と表示されたディスプレイ、博士の技術の結晶を広めるこの機械を動かしますといううつわのモノローグ、つまりそういうことだよね。
多くの人間がそれを享受すれば、博士が言った通り、私は誰の手にも渡らず永遠に博士の中に居続けるはずですと…。
全てのエンディングはうつわが背中のぜんまいを巻かないまま、機能停止を待つシーンを性格別に描いたものかと思っていたけど、人類にナノマシン撒いたのは…うつわ自身?これはうつわの記憶?
ゲーム開始時点で、ナノマシンが撒かれた世界→博士と共に人類ほぼ全滅→私はこれからどうしたらいいのかと哀しむうつわ…。
てっきり博士が撒いたものかと…。
これはエンディング全部集めなきゃ!

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