日本の漫画は面白い

「人気がないから連載が打ち切りになった」、ドラマの中での漫画家の何気ない台詞です。少年漫画などでは毎号人気投票のようなアンケートを取っていると聞きます。結果が部数に直結するので書き手作り手も毎号真剣勝負にならざるを得ません。

好きで始めた漫画家業であっても才能がなければあるいは才能を磨かなければ生き残れない過酷な現実であり仕組みではあるけどこれが日本の漫画の質の高さと魅力を担保しているのではないかと思います。

一方「人気がないから連ドラが打ち切りになった」という台詞はドラマの中ででも脚本家から聞いたことがありません。書かれた脚本が一度ドラマ化されると視聴者の思いとは裏腹に完走します。視聴率の低迷により少し短縮することはあっても打ち切られることはないと思います。

数年前、「オーディションを通って勝ちとった役なのに途中で打ち切りになった、その先の撮影も終わっていたのに」という話をするアメリカのテレビインタビューを見たことがあります。”スーパー!ドラマTV“を見るたびにその面白さに惹きつけられるのは日本の漫画と同じシステムがあるからかも、と思ってしまいました。

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