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悪魔、聖書、歎異抄、悪魔


お気に入りの本棚の一角

(悦)


…視覚的に興奮しますね。

本屋などでは絶対に見かけない配置です。元々聖書を悪魔の辞典とデビルマンで挟んでいたのですが、歎異抄を読み終えて置き場に困ったので聖書の横に添えることにしました。何故かデビルマン2が写っていませんがあまり気にしないでください。

みんな大好き悪魔の辞典についてはまた他の投稿で触れたいと思っているので、今回はちょっとだけ歎異抄の紹介を…


歎異抄の話

歎異抄は、浄土真宗の宗祖とされる親鸞に師事した唯円が鎌倉時代後期に書いたとされる日本の仏教書です。私が読んだのは岩波文庫のものだったのですが、まあとにかく前半の解題が長い。

本作は校注者(金子大栄)による解題、例言、歎異抄(本編)というシンプルな構成になっていて、この解題を読むのにとにかく時間がかかりました。第1刷の発行が1931年という事実からお察しの通り猛烈に文語臭い。そして仏教書なので漢字の羅列が異様なんですよ。長いやつだと平気で「次元波動超弦励起縮退半径跳躍重力波超光速航法」ぐらいあるんですよ。おかしいね。

一方で本編は驚くほどあっさり読み終わりました。本編の方が解題よりも古い文章であるのは明らかですが、現代語訳がバッチリ記載されてるので読む事自体は簡単です。単純に分量が少ない上に、解題の難解さから大ダメージを食らった直後なのでさらにオアシス。相乗効果でより一層の救いが感じられます。


内容に一切触れずに終わるなコレ…
急に投げやりですが皆さん興味を持ったらぜひ実際に読んでみてください。そしてついでに聖書か何か他に適当な聖典(語弊)でも買って横に並べてみてください。テンション上がりますよ(当社比)


そういえば画像の新共同訳聖書、最近ジャケットが変わったみたいですね。私のは一つ前の装丁でしたが買ってすぐ剥ぎ取ったのでどこかに行きました。
聖書はネットで4000円前後で買えます。お小遣いでもイケる!

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