選挙カーがうるさいという投書を読んで
わらび餅屋の配慮を思い出しました
新聞の投書欄で、選挙カーがテスト中に来てうるさい、政治が大切なことは分かるが何かを妨害してまでやるものなのかというような投書がありました。なんと14歳の子のものでした。
けしからん。
選挙カー、けしからん。
私も以前頭に来ていたことがあって、あまりにうるさいやつは事務所に電話してその顛末(てんまつ)を新聞に投書してやろうかしらんと思ってました。
本当に声が大きくてうるさかったのです。
さてそんな怒りで頭が爆発していたところ、ふと昔のことが思い出されました。
もう30年近く昔のことです。
私は第3子を産んだ直後で入院していました。
夏も近い頃です。
遠くから「わらびーもちー」という声がします。あ、女の人の歌だったかもしれません。あまりに昔でよく覚えていません。
ただはっきり覚えているのは、その車、産婦人科から結構遠くで音声をきっちり止め、前の道路を無音で(車の走る音だけ聞こえました)通り過ぎ、ずっと遠くへ行ってからまた「わらびーもちー」(歌だったかもしれない)とやりはじめたことです。
あ、産婦人科だから、この病院の前だけは音を止めたんだなと思ったのです。
その車は毎日来ました。
必ず病院の前は音を消して。
ああ、選挙カーの、特にボリュームの大きいあいつに、わらび餅やのあの配慮をたたき込んでやりたい。
ということを思い出した14歳の子の投書でした。
選挙運動も、もう10年か20年もすれば変わっていくのではないかしらと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?