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新社会人のサバイバル日記:質と量のジレンマを乗り越える

 今日は「質か量のどちらに注力すべきか」について話したいと思います。これは永遠のテーマでもあるのではないでしょうか。どの時代も量をこなしなさいと言われたり、質にこだわるべきだという意見があります。どちらが正しいのか、迷っている方も多いと思います。私も悩みながら進んでいる一人です。この問題の本質として、私は両極端にならないことが大事だと思っています。

 量だけにフルコミットする、質だけにこだわる。この両極端ではダメだということです。前提として、人間には明らかな差はないと思っています。よく例に出されるのは、陸上100メートル走で世界記録保持者のウサイン・ボルト選手が100メートルを9.6秒で走ります。私は20代の男性ですが、100メートルを本気で走ったら14秒かな、13秒かな、ちょっとわかりませんが、2倍にはならないんですよね。これは何が言いたいかというと、人間の差はそんなに大きくないということです。(株式会社OWNDAYSの会長:田中修治さんがYouTubeで100m走の例を話してました。)

 もちろん、100メートル走だけに限れば、2倍以上の差がある人もいますが、これは足の速さだけの話です。総合力で見れば、差はわずかだと思います。その中で量をこなすことは、目標や夢を達成するための最低条件だと思います。キングコングの西野亮廣さんもおっしゃっていましたが、20代で求められる能力は量だと言っています。(西野さんの場合は100%量と言ってました)この20代の量によってその後の人生が決まると言っても過言ではありません。

 今頑張りたい人は、それぞれやりたいことに向かって努力することが大事です。頑張りたいけどやることがわからないという人は、今日はその方は対象ではないので割愛します、また別の機会に。目標に向かって進んでいる人は、ある程度のクオリティを求めることも大切だと思います。睡眠研究では、6時間以上の睡眠を4日続けると、1日だけの徹夜と同じ集中力になると言われています。睡眠不足が続くと、脳内がアルコールで酔っている状態と同じになります。その状態で高いパフォーマンスを発揮できるわけがありません。これは事実です。エビデンスとして出ています。
(筑波大学国際統合睡眠医科学研究所機構_機構長の柳沢正史さんのYouTubeを見てください。)

 しかし、量を重視する人から言わせると、「そんなの関係ない。凡人は量をこなしてなんぼだ。Quality of Lifeを求めていたら人生は終わってしまう。人生は短いから」と言う意見もわかります。とはいえ高いクオリティを求めたい気持ちもあります。その中で必要な睡眠を確保することも大切です。人間は欲張りで、ないものねだりなものです。そういうものなんです(笑)。だからこそ私は、両極端になりすぎることを避けるべきだと思います。

 最低限の休息をとることは、高いレベルを発揮するための前提です。例えば、睡眠時間の確保。6時間、7時間、8時間。それはわかりませんが、明らかに4時間以下はプロフェッショナルとは言えないのではないでしょうか。もちろん賛否両論はあるでしょう。しかし、私は中道を進みたいと思います。一つこだわりたいのは、自分のやっていることにどれだけ集中してコミットメントできるかということです。一瞬一瞬、1秒1秒を集中していけるかが大事です。時間を確保するために、作業効率を上げたり、無駄な時間を削ることも必要です。例えば、SNSを開いてしまったり、ぼーっとしてしまったりすることは必要でしょうか。(たまにはいいでしょうが、、)質にこだわるために一瞬一瞬を無駄にせず取り組むことが重要です。

 そこを無視して量よりも質だと言う人も多いですが、基本的には量をこなしていないと話になりません。その上で質にもこだわっていくためには、一瞬の時間の過ごし方が重要です。人生は本当に短いです。これに気づいた人は、時間の使い方、過ごし方、脳に入れる情報、食べるもの、発する言葉、会う人が変わってきます。なぜなら、自分が発した言葉や考えていたこと、食べたものが、自分の体や精神性、人間性を作り、パフォーマンスに影響するからです。だからこそ、言葉を大切にし、約束を守り、食べ物にもこだわり、体調管理や運動も大切にする必要があります。これらにこだわることで、人生の深みが生まれてくるのです。

 これで合っているのかと自問自答を繰り返しながらも前に進む。前に進むためにはエンジンが必要です。エンジンを大きくするためには量をこなす必要があります。ただ時間を使うだけでは大きなエンジンにはなりません。高いクオリティを目指して量をこなす。そのために一瞬一瞬を無駄にしないことが大事だと思います。

 とはいえ、ぼーっとしたり、SNSを見てしまったり、無駄な時間を過ごしてしまうこともあります。人間ですから。でも、自身が差を感じたときは、
必ずコミットメントした人が結果を出しています。そんな人でも必ず無駄な時間や失敗、ミスはあります。ただ、それを流して終わるのか、向き合って次のサイクルに活かすのか。この時間が短いほど、次のサイクルに回し始めた瞬間、あなたは量をこなしながら質も上がっています。それを繰り返すことが大事です。

 今日は、量と質どちらが大事なのか、両極端になりすぎていないかという視点で話しました。結論は、両極端に目を向けるのではなく、その幅を自分のものにすることです。量も質も両極端を含めて大きな幅にする。それが大きな一歩になるのです。Let`s do our best, bro!!


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