メガネ

今日、メガネが壊れた。
一昨年の秋頃に購入したヒンジレスタイプのやつだ。

購入した当初は、横向きに寝転んでも痛くならないとか最高じゃん!と、思っていたが、月日が経つと寝転ぶ前にメガネを取っていた。裸眼最高。
でも普段はしっかり愛用していて、今日もマンガを読み終わって、昼寝するかというタイミングで外したのだが、その外し方が悪かったのか変に力が働いてしまい、ポッキリとテンプル(つる)部分が折れてしまった。

唖然とした僕は、水を飲んでからいそいそと着替えてメガネショップに足を運んだ。
家を出る際、アパートの階段を降りる足取りは重かったが、今日は幾分か天気が良く、空気も澄んでいて、歩く足は軽やかになっていた。景色はぼやけて見えるのだが、すれ違う人達の表情が見えないので、それが僕にとっては心地よく感じた。

メガネショップについた。今日は土曜日というのもあり、凄く混んでいた。
カウンターが空いていたから、スタッフの女性に声をかけると受付票を取って店内でお待ちくださいと笑顔で優しく言われた。振り返るとお店のど真ん中に発券機がしっかり置いてあった。まぁ裸眼だからしょうがないよね。

受付票を発券し、店内でメガネを見ながら時間を潰す。最近のメガネは色んなのがあるな〜とか、この多角形のメガネ可愛いな〜と見ていると、自分の受付票の番号が呼ばれた。いそいそとズボンのポケットに入れていた紙を取り出す。くしゃくしゃだ。

正式なステップを踏んでさっきの女性スタッフとご対面。壊れたので修理してほしい、と伝えた。「何かの動作で力を入れてしまって壊してしまった感じでしょうか?」と優しい笑顔で質問されたが、なんか僕はすごくバツが悪く感じて「あぁ〜…ん〜、いやぁどうっすかね」と気持ち悪い笑みを浮かべながら、ふにゃふにゃした返答をした。
すると、既に保証期間が切れている+廃番になっているモデルなので、新規で購入してもらうしかないとのことだった。今僕は無職だし、メガネって結構高いから渋って一度お店を出た。

結局メガネは買わず、スーパーでカレーの材料を買って帰った。なんでだ。

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