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ツインレイの囁き~タントラマンへの道(第122話)

蘭:ねぇ、出会い系がそんなに怖いところなんだったら、TMさんも使う予定は無いのよね?

TM:僕は蘭ちゃんとは真逆で、登録したところでほとんど見向きもされないだろうから、欲情の津波に襲われるリスクは無いよ(笑)。
それに、僕からアプローチすることもないだろうから、登録する意味も無いな。
でも、今後、なんらかのスキルをテスト運用する必要がでてきたときなどには、なるべくたくさんのデータを収集するためにモニター募集のために活用する可能性はあるかもよ。

蘭:でも、TMさんの目的はまずはツインレイと再会することなのよね?
そうだとしたら、そうやって出会ったたくさんの人の中にツインレイがいるかもしれないって思ってるの?

TM:うん。その可能性は無いとは言い切れないね。たった一つの出会いでも、バタフライ効果によって予測不能な展開になっていく面白さはあるよね。
それが複数の出会いともなれば、なおさらだし。

蘭:そうなのかなぁ? そもそも、TMさんは出来るだけたくさんのイケナイ女性をイケルようにするお手伝いをすることが使命だと思ってるの?
それとも、ツインレイと一緒に性の奥義を極めることで宇宙の進化に貢献することを使命だと思ってるの?
わたしは後の方、ツインレイと一緒に・・・の方だと思い込んでたんだけど。

TM:そうそう! その話をしようと思ってたのに、どんどん話が逸れてしまってたんだったよ。
僕がイケナイ女たちにイク体験をさせてあげてきたっていう話まではしてたよね。
でも、それだけでは何か虚しさを感じていたのも事実なんだ。

オーガズムを知らなかった女性が生まれて初めてなのかもしれない絶叫を上げながらのけぞったり痙攣するのを目の当たりに出来るのは男冥利に尽きるって言うのかな、男に生まれてきて良かったと感じるこの上ない喜びであることは間違いないんだけどね。
それでもやっぱり、心の奥深いところで虚しさを感じるんだ。

蘭:その虚しさの原因っていうのが、ツインレイと再会できていないことなんじゃないの?
本当は、不特定多数の女性を相手にするんじゃなくて、ツインレイと一緒に性について深く、深く探求したいと思ってるんだったらそう考えるのが自然だわ。

TM:その通りだな。蘭ちゃんには何もかも見透かされているみたいだな。

蘭:何言ってるのよ! 当たり前じゃない。もう何回ひとつになって性エネルギーを交換したと思ってるのよ!(笑)
ひとつになってる時なんかは特にだけど、TMさんのことなんかなんでもわかっちゃうんだから!

TM:それはそうだな。僕は蘭ちゃんを導いているつもりだったけど、いつの間にか立場が逆転してしまったみたいだな!(笑)

蘭:逆転も何もないわよ。わたしたち、結合していないときで一体感は維持していて陰陽のエネルギーが循環しているだかなんでしょう?

TM:その通り! 蘭ちゃんとの一体感は特別なんだ。次元が違うっていうか・・・。

蘭:ねぇ、もういい加減に認めたら?
私たちこそツインレイなんだってばっ!

TM:・・・、あっ!!!



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