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揚げ物とインスタント食品で出来ている身体~タントラマンへの道(第45話)

外食&インスタントラーメン率100%生活の始まり

大学進学のために上京した当時の東京では「王将」を見かけることはほとんどありませんでした。
その代わり、その後10年以上に渡り、足繁く通うことになる店との出会いがありました。
10年後に東京を離れ地方に移住してからも、出張やセミナー等で上京する際には可能な限り立ち寄っていたほどです。
老夫婦による個人営業の店でしたので、今はもう無くなってしまっているのですが、もう二度と老夫婦との会話や独特のジャンボサイズの定食を楽しむことが出来ないのは寂しい限りです。

その店は大学のすぐそばにあって、安い、うまい、ボリューム満点と三拍子揃っていたこともあり、特に体育会御用達になっていました。

全てのメニューは、「ジャンボ●●定食」という名称でした。
私は、「とんかつ」、「チキンかつ」、「唐揚げ」をヘヴィーローテーションし、たまに「生姜焼き」を食べていました。

たまに学食を利用することもあったのですが、たいていは昼食も夕食もその店で食べることにしていました。

日曜祝日のみ、アパートの自室の近所の店で食べていましたが、そこでもやはり「揚げ物」ばかり食べていました。

自部屋にも一口のガスコンロと流しはありましたが、インスタントコーヒーかインスタントラーメン用にお湯を沸かす以外には使いませんでした。

ですので、当時の食生活は、休日はインスタントラーメン、それ以外の日は100%外食だったのです。

なので、当時の私の身体は、揚げ物とインスタント食品で出来ていたといっても過言ではありませんでした。

しかも、飲み物はインスタントコーヒーかコカ・コーラといった具合です。

健康維持に大切な野菜に至っては、定食に申し訳程度に付いてくるキャベツやレタス、薄切りのトマトやきゅうりしか摂取していなかったのです。

このような生活を東京在住中(大学4年間と就職後6年の合計10年)と
その後の地方在住中(約15年間)の合計約25年間に渡って続けたことになりました。

今から思うと、その期間中に病気にならなかったのが不思議なくらいです。
風邪すらほとんどひかなかったのは、幼少期からの健康の貯金のおかげだったのかもしれません。

しかし、眼には見えない形で体にはじわじわと着実にダメージが加わっていたのは間違いありません。

体重だけを見ても、20歳の時に64Kgだったのが、25年後には自己最高の76Kgを記録していました。


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