見出し画像

植松永次展、三重県立美術館常設展

先月、三重県立美術館でスペイン美術展を見た後、同じ施設内で開催されていた植松永次展と常設展にも行ってみました。

まず植松永次展。

                植松永次展より

様々な色や形の陶器の破片を散らした作品。真っ白な壁に余白たっぷりで、この日は雨だったこともあって静謐な気持ちになれました。

が、いつも思うんですが、展示するときどうやって位置を決めてるんですかね、これ!
床から高さ何cm、横から何cmのところに配置する、とか決まってるんですか?それとも作家さんの感覚?
きっと決まってるんだろうなぁとは思いつつ、高さ何cmで…と測って置いているところを想像したら私には無理!(笑)
展示に関わる方々を尊敬します。

                   植松永次展より

隣の部屋に行くと、こんな感じの可愛らしい置物たちがいました。まぁるいフォルムにとぼけたお顔が可愛くてキュンキュンしちゃいます😍一気にテンションが上りました。
ポスターを見たときは土器みたいな置物ばかりなのかと勝手に想像してあまり期待せずに行ったのですが、思わぬ出会いに見に行って良かったです。

続いて常設展へ。
最初に出迎えてくれたのはシャガールの作品。

                   シャガール『枝』

これ、すごく好き。以前、岐阜県美術館で開催されていたシャガール展に行ったときも思ったのですが、私はシャガールの絵で青い背景の絵が好きなんです。なので、初めっからテンション上がってじーっと見て堪能しました。

また、スペイン美術展と連動した企画で「くらべてみると」をテーマに、似たテーマや似た作品を並べた展示の仕方も面白かったです。
こちらはミロのアルバム13と並べて展示されていた作品。雰囲気が似てます。墨一色で表現されているとは思えないくらい幻想的でどこか可愛げがあってほっとする絵です。

                    榊莫山『土』

つぎは、小林研三−生誕100周年を記念して。
愛らしい動物のいる風景が、柔らかな色彩で描かれていてほぅっと癒されました。自然や動物たちをこんなに優しい目で見れるとは人柄が伝わってきます。

                  小林研三展より

こんな感じで、三重県立美術館を楽しみました。大満足です😊
そして帰ろうとして他館の展示のチラシをみていたら、近くの総合文化センターでニキ・ド・サンファル展がやっている、とのこと。知らない人だけどせっかくだし行ってみるか!と行ってみたら、新たな作家さんと作品との出会いがありました。こちらについてはまた今度書きます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?