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【エネチェンジ】EV充電器モデル2について調べてみた

こんにちは。MAKOです。

2022年6月28日、エネチェンジからEV充電サービスのブランド一新とあわせて新型充電器(モデル2)が発表されました。

今回は城口CEOが「最強のEV充電器」と謳っているモデル2について調べてみました。

EV充電器のメーカはどこ?

まずはこの「最強のEV充電器(モデル2)」のメーカがどこなのかについて調べてみたところ「飛宏科技日本株式会社(Phihong Technology)」であると判明しました。

↓左側のスキー板のようなやつですね。

飛宏科技日本株式会社(Phihong Technology)より

このEV充電器の最強の意味について調べてみたいと思います。

補助金対象のEV充電器

先日の個人投資家説明会にて城口CEOは「現時点で6kW×4G×補助器対象のEV充電器を持っているのはエネチェンジだけ」と発言しています。

城口CEOの発言の意味をもう少し掘り下げてみます。そのためには「充電インフラ補助金の補助対象設備一覧」を調べるのが手っ取り早いということでサイトを見てみました。

http://www.cev-pc.or.jp/hojo/juden_pdf/R3ho/r03ho_juden_jougen_meigara.pdf

この一覧の中で6kWかつ4G対応で絞り込むと「日本電気」「平河ヒューテック」「飛宏科技日本」「デルタ電子」の4社が該当します。
※パナソニックの6KW対応機種は4G未対応。

ここで分かったのは以下の3つを満たすEV充電器はモデル2(飛宏科技日本)以外にもあるということです。

  • 6kW倍速充電

  • 4G対応

  • 補助器対象

ではモデル2は何が違うのでしょうか。
それはモデル2に採用している「飛宏科技日本株式会社(Phihong Technology)」は補助金対象における唯一の海外(台湾)メーカであるということです。
※急速充電では海外メーカも採用されていますが、ここでは普通充電のみを対象とします。

海外(台湾)メーカの優位性

ご存じない方もいるかもしれませんが、EVをリードするのは欧州、アメリカ、中国です。

東洋経済オンライン「EVシフト〜」より

日本はEV普及に大幅な遅れをとっている状況です。よって品質・コスト・量産体制などを総合的に評価すると日本製という選択肢は無いのかもしれません。
※あくまでも私の推測なので「そんなことはない!」と思われる方はご容赦ください。

ちなみにモデル2は「飛宏科技日本株式会社」とエネチェンジとの共同開発とのことです。
今のところこのモデル2(飛宏科技日本製)はエネチェンジ以外の他社(WeCharge、テラモーターズなど)は売れない状態ではありますが、完全な独占契約に向けて、引き続き調整するとのことです。

エネチェンジ決算説明会Q&A

なお、WeChargeのユビ電気は「平河ヒューテック」と「デルタ電子」を採用しています。
エネチェンジ同様、他社も囲い込みをしていると思われます。

補足ですが、モデル1に採用していた日東工業製(6kW)は補助金対象外でした。
↓日東工業との業務提携が発表されたのが今年の3月でモデル2が発表されるまでわずか4ヶ月の出来事です。

このようなドライな判断は日本企業ではなかなか難しいのかもしれません。
判断の速さも含めてこの辺りもエネチェンジの強みなのかもしれないですね。

まとめ

以上、「最強のEV充電器(モデル2)」について調べてみました。

「現時点で6kW×4G×補助器対象のEV充電器を持っているのはエネチェンジだけ」

この事実は「資金負担無くEV充電器を無料設置出来るのは実質エネチェンジだけ」ということを意味してます。
このアドバンテージがあるうちに一台でも多くのEV充電器を設置して目的地充電におけるシェア8割を確実なものにしてもらいたいです。

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