Note 62: Windowsをインストールしたら、まずWindows臭を抜く
Windowsをインストールして、まず最初にするのが、Windows臭、Microsoft臭を抜くことだ。
ぼくはパソコン使い始めて長いし、中村正三郎愛読世代なのでそこそこMS嫌い、Windows嫌いである。
イヤなら使わなきゃいいのだが、そこは浮世の義理で使わざるを得ない。
MSも社長もインド人になったあたりから、オープンソースコミュニティにも門戸を開いてきて、WSLは使いやすいし、ちょまどさんはかわいいし、いっぽうAppleがそこそこイヤーなメーカーになったので、むしろWindows推しと言ってもいいのだが、それでもやっぱWindowsのママだといろいろ気に障るので、以下のような作業が必要になる
ローカルアカウントでインストールする
まずはインストール時の以前はMicrosoftアカウントを作るのもイヤでイヤでしょうがなくて、Windowsをインストールするときは、プロダクトキーを入れたら次の画面に遷移する直前にLANケーブルを抜く、みたいなことをやっていた。
しかし、気づいたらそんなぼくも、MSアカウントをいつの間にか持っていた。
MSがSkypeを買収したからだ!!!
こりゃびっくり。
でも、ストアアプリからWSL用のUbuntuを取ってきたりして、結局便利に使っている。
でも、やはり、Windowsのインストール時には、マイクロソフトアカウントを使わないほうがいい。
勝手にフルネームがログイン名になるからだ。
まあ、それが気に入らなければ後で表示名だけは変えられるんだけど、ユーザーフォルダーのフォルダー名が、本名を微妙に短縮した名前に問答無用で名付けられる。
このフォルダー名は、一度作ったが最後の介、島送りの入れ墨と一緒で、絶対に変えられない。
「こう言う風に命名しますけどいいですか」とも聞かれないのだ。
ひどくないですか。
ということで、インストール時はローカルアカウントにするのが吉だ。
これだとログオン時のアカウント名も、ユーザーフォルダー名も、自分のセンスで決められる。
やり方は次の通り。
ひどいよ!
インストール中に「田Microsoftアカウントでサインイン」と言われたら、左下の「オフライン アカウント」をクリックする。
「アカウントを今すぐ入手しましょう」という画面で、左下の「制限付きエクスペリエンス」という恐ろしく分かりにくい文字列をクリックする。
「このPCを使うのは誰ですか?」で、ようやく好きな名前を入れる。
例のクソめんどくさい「セキュリティの質問」を3つも入れさせられる。
これでようやく、好きな名前でホームフォルダーが命名できる。
そんなにオンラインアカウント使わせたいですか。
やなこった。
コルタナを消す
デジタルアシスタントとか位置情報の取得とかエクスペリエンス向上とか、あのへんも全部オフだ。
これでようやくインストールが終わるが、こっちの気持ちはどんよりしてきて、心の再インストールをしたくなる。
コルタナはウザいから使わない。
ツールバーを右クリックして、丸いアイコンは表示させないようにする。
検索機能はそこそこ便利だけど、ボックスがデカすぎるので「検索アイコンを表示」にする。
ただし、Windowsのファイル検索はクソ遅いので(ファイル名だけ検索すればいいのに、中身も見に行くので)あとでEverything.exeというフリーウェアを入れる。
Edgeを消す
なにはさておきお気に入りのブラウザーを入れる。
ぼくはFirefox派だ。
Firefoxも最近はウザくて、Firefoxアカウントを求められるが、ブックマークの同期が便利なので、素直に入れる。
ブラウザーが刷新できたところで、Classic Shellというフリーウェアを検索してインストールする。
これはWindowsのスタートメニューを昔風にできるというトウィークで、いちばんシンプルなWindows 7風にする。
Windows 8ではじまったWindowsの「モダンメニュー」というのが醜悪の極みであって、キャンディクラッシュなんとかという入れたつもりもないゲームとか、芸能ニュースとかを表示している。
あれを見てイライラしない人がいるのかね。
一瞬も見たくないので、Classic Shellは必須だ。
これでホッと一息。
ピン留め消しまくり
タスクバーからEdge、メール、ストアを消す(ピン留めを外す)。
ストアは後で使うけど、こんな一等地を専有させておくことはない。
Firefoxをタスクバーにピン留めする。
デスクトップからEdgeを消す。
スタートメニューからヒント、フィードバックHub、マップ、People、Edgeを消す。
Classic Shellがいらん気をきかせてオリジナルのスタートメニューをここに残しているがそれも消す。
それにしても、多いね、Windowsのしょうもないソフト。。
なんで一回も使ったことないものが、こんないい場所を専有してるんだろ。
壁紙の変更
壁紙が気に入らないのでもっとダークなやつにする。
Firefoxを起動すると「Firefoxを既定のブラウザーに設定しますか」が出てくるので設定する。
ついでに「電源とスリープの設定」を開いて自動的にスリープしないようにする。
Windowsはこれが何かとトラブルの元になる。
何やってたんだけ。
そうそう壁紙かべがみ。
検索して深海っぽいのにした。
日本語IMEの変更
重要なのがGoogle日本語入力のセットアップだ。
ぼくはWindowsもLinuxもMacもこれに統一しているので書き癖がすっかりついている。
ただGoogle日本語入力をインストールするだけじゃ足りなくて、言語設定>日本語>オプションからMS-IMEを完全に殺す必要がある。
Gmailにサインイン
メールが読めないのは不便なのでGmailにサインインする。
MSにプライバシーを渡すのをこれだけ嫌悪しているのに、プライバシー収集の権化のようなGoogleは許容しているのか。
自分でも矛盾を感じるが、Googleのプライバシー侵害の仕方は、さすがプライバシー侵害の専門家だけあって、オシャレでウザくない。
MSはダサくてウザい。
この差だ。
たとえて言うならAmazonと楽天の違いである。
MSはとにかく、自分にあなたのすべてを教えて下さい!!!いま、今すぐ教えてください!!!という圧が強すぎる。
絶妙の(最悪の)タイミングで「Windowsの使い心地はどうですか?」とか聞いてくる。
「友達にWindowsをどれぐらいの確率で紹介したいですか?」とか聞いてくる。
そんなのゼロだよゼロ!!!
とにかく、ウザくなければプライバシーの侵害ぜんぜんオッケーだ。
そこまで言い切るつもりはないけど、プライバシーを侵害したければ、せめて不快に思わせないで欲しいものだ。
ということで、ここまでやるとようやくおちついて作業に入れる。
(この項おわり)
会社員兼業ライターの深沢千尋です。いろいろ綴っていきますのでよろしくです。FaceBook、Twitterもやってますのでからんでください。 https://www.amazon.co.jp/l/B005CI82FA