JCASTコラム『はつめ降臨』におけるCS:GOに関する発言についての真偽
はじめに
皆さんはじめまして。
Que(キュー)という名前で配信活動をしている者です 。
主にTwitchでゲーム配信をしています。とくにCounter-Strike: GlobalOffensive(以下CS:GOと表記)が好きで、このゲームを配信した時間は4000時間を超えています。
この度は、あるWebサイトの記事で、CS:GOについて発言を行っている部分に、誤解を招きそうな箇所があったため、その箇所に対して、正確な事実を書いて残しておきたいと思いましたので、はじめてnote記事を書いてみることにしました。
記事の引用
今回取り上げたいのは、JCASTニュースにおける『はつめ大興奮「歴史的な快挙」 「ZETA」世界での偉業を解説します』というタイトルのインタビューコラム記事の一部分です。
以下 記事引用
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引用終わり
以上の引用部分から、特に誤解を生みそうな箇所は、主に以下の二つの部分でしょう。
事実1
”CSGOって「出して終わり」のゲームなので、もう放置されていたゲームなんです。”
正しい事実としては、CS:GOは、リリース以降、継続的なアップデートが入り続けているゲームです(参照)。
そして、つい先日の2022年5月にも、世界大会が運営元のValveによる公式主催で行われたばかりであり、「出して終わり」で放置されているゲームであるとは言い難いでしょう。
当大会の最大視聴者数は全世界でピーク視聴者数が200万人を超え、平均視聴者数が58万人を超えています(参照)。
したがって、世界的に見れば、リリースから10年ちかく経った今でも、ファンによる大きな支持を受けていると言えます。
CS:GOは残念ながら日本では流行っていませんが、世界的に見れば、いまだにファンも多く、熱狂的な盛り上がりを見せているゲームなのです。
たしかに、CS:GOには、新しいスキルを持ったキャラクターがアップデートによって追加されるということはありません。
しかしながら、それはあくまでゲーム性が異なるために、そのようなアップデートがされないということであって、「放置されていた」という発言は事実を無視した誤りであると言えます。
事実2
”CSGOって、もう約20年前のゲームなんだな。”
CS:GOのリリース日は、2012年の8月12日です(参照)。
CS:GOは、Counter-Strikeシリーズの最新作という位置づけとなるのですが、シリーズ最初の作品のリリース日は、たしかに約20年前の2000年11月9日です(参照)。
おそらく、ここでの発言は、シリーズ最新作であるCS:GOを、シリーズの最初の作品と混同してしまっているから出たものと思われます。
たしかに、「5対5のチーム戦による爆破ルールを採用したタクティカル・シューター」というゲーム性自体は、約20年近く変わっていません。
しかしながら、長い年月の間に、いくつもの新しいナンバリング・タイトルが生まれ、その都度採用するゲームエンジンの変更や、グラフィックの向上、新しいユーティリティの追加、競技マップの追加と改善など、絶えざる進化を繰り返してきたシリーズが、Counter-Strikeなのです。
したがって、CS:GOが約20年前のゲームである、という該当箇所の発言も、事実を無視した誤りであると言えます。
おわりに
以上簡単ではありますが、事実の確認と、参照元の記載となります。
ちなみに該当記事で発言している本人が、自分の知識不足を謝罪しており、記事の内容を修正する意思を見せています(参照)。
ただ、正しい知識の参照元をきちんと文章として書いておくのは有用であると考えましたので、当記事を執筆いたしました。
ゲームを愛する全ての人が、正しい知識をもとに、リスペクトをもった発言をし、自分の好きなゲームを楽しむことを願っています。
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