花がつないでくれたご縁
先ほど私の携帯に写真とともにメッセージが送られてきた。送り主はかつて住んでいた家の庭をデザインしてくれて、その後も手入れに来てくれていたガーデナーのパティだ。植物をこよなく愛する飾らない人で、私とはなんだか気が合っていた。
送られてきた写真は薄青の花だった。人の写真なのでここでは使わず、上の写真は一番感じが似ているものを選んだ(nana_airさん、ありがとうございます!)。
3年ほど前にその家から引っ越したとき、持っていけない鉢植えを持て余しパティにいくつか引き取ってもらった。その一つが春になって花を咲かせて、パティは私のことを思い出して挨拶がてら写真を送ってくれたのだ。私は青い花が好きなのでお気に入りの一つだった。
そういえば庭に植える花を決める時、パティは私の好みを聞いていくつか青い花を植えてくれた。私は色とりどりの花が咲くこの庭が大好きだった。そしてパティも自分が手がけたこの庭を気に入っていて心を込めて世話をしてくれた。
「あー、パティのこと好きだったな。そしてパティも私のことを好きでいてくれたな」としみじみと思い、青い花がまたつないでくれたご縁がうれしく、私の心の中にもたくさんの花が咲いたようだった。
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