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航空業界って今ぶっちゃけどうなの??

2020年の年明け


多くの日本人は2020という字を夢と期待で待ち侘びていたと思う


私もその1人


羽田空港の国際線ターミナルで仕事をしたいと思ったのも

2020年の輝きをこの目で見たかったから
(就活についてはまた別に書きます)

その幕開けと共に世界に現れた新型コロナウィルス

一瞬で多くの人の夢と期待を奪っていった

世界中でロックダウンが起こり
多くの業界が苦しい状態に
その一つが航空業界

新卒採用停止
賃金の削減
ボーナス0
他業種への出向
負債何千億円

このような言葉をニュースで目にした人もいるだろう

では実際どうなのか??

私の感覚では皆さんの想像よりも少し(いや何倍も)大変な状況ではないのかなと、、


航空業界といっても多種多様な仕事があるのでなんとも言えませんが
現場の最前線で働く1人としてはそう思います。本当に個人的な意見です。

大変って?
アバウトすぎますね。

私が思う大変な点は大きく分けて2つあります

1.金銭面
2.社員のモチベーション

1.金銭面

なんて言ったって薄給の航空業界
航空業界というか新卒で働いているグランドスタッフですね

それでも入りたい!と思う就活生が多くいるわけで
そりゃ経営側からしたら美味しいですよね

もともとの基本給は少なくて、変則手当や深夜手当などの手当や
ボーナス(割と多く出る会社なの)でそれで補っていたものが

ボーナス0
賃金の数%カット
業務減少による手当の減少

となってしまい生活していくだけで精一杯です。その生活も贅沢なんかできません。

もちろん憧れで入っている人が多く好きな仕事ができているのだから良いじゃないかと思う人も多いと思います。

でも朝?夜?2時に起きて働いても、深夜1時近くまで働いても、
何も報酬はないどころか今までよりも低収入なのは精神的にも辛いです。

あと1年も続いたらと思うと不安しかありません。

⒉社員のモチベーション

上記にあげた金銭的な部分もモチベーションの維持に大切な要因の一つだと思いますが、

私がここで言いたいのは
キャリアのステップアップが止まってしまっていること

グランドスタッフは入社してからすぐに全ての仕事ができるようになるわけではなく

基礎の部分から責任者、管轄者と何年にも掛けて数ヶ月や半年ごとに次々と新しい仕事ができるようになっていきます。

それが自分の成長でもあり、やり甲斐を感じる部分でもあります

でもそれも今や飛行機が飛んでいないので新しい仕事が出来るようになるチャンスがないのです

つまり成長も出来ずやり甲斐を感じる機会も減ってきています

学生時代の友達が社会人3年目を迎え、大きな仕事ができる様になっている中自分はコロナが広っまた頃から技術的には何も成長していないのです

このままでいいのかと焦りと不安が毎日私に襲ってきます

何か私に出来る事はないのか、世間が復活するまで何もせずにじっとしていていいのか毎日悩んでもがいての繰り返し

会社ももちろん厳しい状態ではありますがそれ以上に社員の精神状態が不安定になってきているのかもしれません


最後に

きっと私より何倍も大変で苦しい仕事をしている方々は沢山いると思うし
仕事があるだけ、お金が貰えているだけで幸せなことだと思います。

でも夢見てこの業界に入った私にとって

社会の厳しさと現実を突き付けられて、生きていくって大変なんだと甘えるなと言われている様に感じます

結局は私の覚悟が甘いまま入社をしてこのような状況になったこと
そこが1番の原因かもしれませんが笑

ここまでこれを読んで下さった皆さんには航空業界も大変で

毎日悩んでもがいて生きている人もいるんだなと
心の片隅で思っていて下さったら嬉しいです。

いつか必ず戻ると信じて今出来ることを考えて行動に移していければいいなと思っております


何かで悩んでいる方々もピンチはチャンスという言葉があるように

少しずつ前に進んでいれば光が見えることを信じて

諦めずに生きていきましょうね




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