見出し画像

ワークモチベーションを上げる映画④ドリーム

映画の感想

ドリーム⭐︎3.9

アメリカがソ連と熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた1960年代初頭を舞台に、実話をもとにNASAで働く3人の女性たちを描いたノンフィクション作品。
生まれ持った数学の天才、主人公キャサリンと、それぞれ類稀なる才を持つ友人ドロシー、メアリーが、白人男性ばかりの職場で奮闘し、米国初の有人周回飛行を成功させるストーリー。と、あらすじ=歴史そのもの=ネタバレでもあるのだが、今から60年前の米国の黒人差別、ロシアとの鮮烈な政治的競争、未知なる宇宙への挑戦を、溢れんばかりの臨場感で楽しむことができます🤞
今でこそ実力社会の米国、その中でもベンチャースピリッツが際立つNASAにおいても、「ロケットは高速、昇進は低速」と言われるように年功的で上司の発言は絶対な文化が印象的でした👀

黒人は「colors」と書かれたトイレしか使えず、コーヒーマシーンですら供用のものを利用できない始末。心理的安全性なんて言ったもんじゃないですね。文明は間違いなく進歩しています。
残業続きで給料に反映されなくても、「宇宙への夢」で鼓舞される職場は、アメリカンな雰囲気を感じます。

主人公のキャサリンが変わるきっかけになるは、理解ある上司との出会い。人生を好転させるのは出会うべき人との出会いであるのです。目的は「有人周回飛行の成功飛ばすこと」であり、肌の色ではないのです。
信頼関係は肌の色ではなく、人と人で築くもの。知らずとかけてるヘンテコ色眼鏡をかけずに、等身大で人付き合いをしたいですね。

練られたストーリー、心温まるヒューマンドラマでもあるのですが、起承転結が綺麗すぎて、どちらかというと「優等生な話」だったので、点数はやや低めとしました。

職場で孤軍奮闘されている方や、ファーストペンギン🐧として新しいことを挑戦される方には必見です❗️

#ドリーム
#hiddenfigures
#nasa
#映画鑑賞記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?