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新たなるチャレンジ 「ゴールド人財への道」 ~ZEROからの挑戦~ 第3回 実体験をキャリア理論に昇華させる・・ 作る難しさを実感!

高久和男と昌宅由美子の「輝き続けるゴールド人財への道!」

由美子:キャリアチャートを作って、皆さんに共感してもらって、やっとキャリアチャートまで合格できましたね。

和男: そう、ほっとしたのも束の間。次は、カリキュラム本編の作りこみだったよね。
    『単なる体験談ではなく、キャリアコンサルタントとしてキャリア理論に昇華させる!』プロデューサーからすごいプレッシャーをかけられたよね。そりゃ研修講師を専業のナリワイにしているなら、どんどん作れるかもしれないけど、僕たちはキャリアコンサルタントの国家資格は取得しているとは言え、現役の会社員で専門家ではない。だからものすごく大変だった。
まずは、僕たち二人がこのカリキュラムを作る意味から考えた。会社員人生を40年近くやってきた自分たちの経験・実体験から得たイキイキ働く極意、節目の乗り越え方のポイントをしっかりまとめてみよう。そうすれば、同じ会社員である受講生の方に、「ある!ある!」とか「そう!そう!」っていう共感を得られるはずだと。僕たちのアドバイスやメッセージを素直に受け取ってもらうことが大事だからね。

由美子:私たちが最も大事にしたコンセプトは「生涯現役でイキイキ働いてほしい」なんだけど、カズさんは何がイキイキと働き続けている原動力?

和男:そうだね。55歳で役職定年になった時はプロジェクトのリーダーをやっていて、少なくてもそのプロジェクトが終わるまでは役割が変わらなくてね。給料だけががくんっと下がっただけで。

由美子:でも、そこが気づきのきっかけにはならなかったのね。

和男:そうだね。まぁ、きっかけは今思うと人事部に異動になったことかな。一瞬は、「飛ばされたんだな・・・」って正直思った。「30数年システムエンジニアとして働いてきて、今更人事部で何するんじゃい」って思ったからね。でも、上司から、「これから高久さんみたいに役定や定年になる人が増えて来るので、そういう年代の人達のための研修を考えて実施してほしい」って言われて驚いた。
社外のセミナーに行ったり外部研修を受講してみたりして、「こういう研修の企画はどうだろう」「こういうのはどうだ…」っていくつも案を考えたりしてね。これってシステム作りの企画構想段階にすごく似ているんだよ。そしたら、なんか、面白いぞ。自分で一から作るぞってね(笑)

由美子:システムエンジニアとしての職人魂に火がついたわけですね。

和男:まさにその通り!コンピュータシステムって人の手間を軽くすることが目的だからね。今度は人の心を軽くしてあげようと。僕の心に火がついて、イキイキ働くが始まった瞬間だったかもしれないな。57歳でもイキイキ働いていけるぞって。
ユミちゃんの場合の「イキイキ働く」原動力は何?

由美子:今、私は会社では障がい者の雇用を担当になっているの。採用から定着支援まで一貫して関わっていくことで、その人が働きやすい環境かどうか、働き続けられるか、「人がイキイキ働くを応援する」ことに関われていることに充実感を感じているの。
でも、10年前、ダイバーシティ推進室で障がい者の雇用を担当していたときは、初めての経験で手探りだった、あの頃は充実感というよりも必死。4年後、別の部署に異動して、人と関わる人材開発の部署だったけど、実はあまりピンと来てなかった。
そして、役職定年になり、異動した部署は、全くの未経験で全国の拠点に出張指導をする仕事。ハッキリ言って、なんでこんな部署と思ったそこでの5年間に私は目覚めた。

和男: 何々、その5年で何があった?

由美子:5年間でほぼ全国の拠点を回って、拠点の障がい者の方と面談することが出来たの。そこで私が話しを聴くことで「心が軽くなった!」という声をたくさんもらって、すごく嬉しくなって、毎日が充実してきた。
今、講師としても中高年を応援する仕事に、自ら進んで携わるようになる原点だったのかと思う。今は、自分の経験を活かして、人がイキイキ働くことを応援することが天職じゃないかなって思う。

和男:「人がイキイキ働くを応援する」っていうことは僕たちの原動力の共通点っていうことだね。
僕は本業でも中高年の方たちを応援する、そして講師業でも中高年の方たちを応援するって、すごく恵まれた環境かなって思ってる。でも、まさか自分が講師をやるとは夢にも思っていなかったよ、本当に。

僕たちが強く伝えたいメッセージは、人生というのは、自分がイキイキ働く、生きるチャンスが、何歳になってもあるのだと思う。でも、僕たちは、単にラッキーだったのか?それは違うんだ。そういうチャンスを見逃さないというか、そういうチャンスにどんどん出会うように生きること、働くこと、イキイキ生きて働くための極意なんだと思う。でも全く難しくなくて、ちょっとしたポイントがあったんだと思う。それを整理して、まとめてみることにしたんだよね。

由美子:そうそう、でも私たちだって、自然に極意を身に着けたわけではなく、迷走したり、足を踏み出せなかったりしたよね。その迷走の過程も整理して分析して極意の一つにすればいい。
『単なる体験談ではなく、キャリアコンサルタントとして、伝えるポイントをしっかりまとめてキャリア理論と連動させる』この高いハードルを突き付けられながら、七転び八起きでなんとかやり遂げられたのは、一人ではなく和さんと二人でやれたからだと思う。

和男:僕だって、由美ちゃんと2人でやれたから、ここまできたんだよ。次回、オリジナルカリキュラム完成までの、まだまだの悪戦苦闘の日々をお届けします。

私たちのプログラム
・『シニアステージで輝き続ける「ゴールド人財への道」』
・『心のエンジン ~「心のエンジン」を知ってゴールド人財として輝こう!~』
はこちらから受講できます。

●昌宅由美子・高久和男『シニアステージで輝き続ける「ゴールド人財への道」』
キャリアの転換期を迎える50代後半から60代の方、既に定年退職を迎えて継続再雇用で働いている方を対象に、これからの生き方、働き方について考えるきっかけを作ります。
<日時 2021年8月7日(土)10:00~12:00 >

●昌宅由美子・高久和男『心のエンジン』 ~「心のエンジン」を知ってゴールド人財として輝こう!~
50代、60代の皆さんは、今まで、自分の心に蓋をして、会社命と仕事のことばかり考えて、自分を後回しにしてきた人が多いのではないでしょうか?『心のエンジン』を知れば、日々の生活が楽しく彩りがでてくること確実です。私たちと一緒に、週末土曜日の昼下がり『心のエンジン』を探しましょう。
<日時 2021年8月21日(土)10:00~12:30

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