書いて幸せになる! 第10期京都ライター塾vol.3レポート
京都暮らしの編集室主宰の江角悠子さんによる「第10期京都ライター塾」。
特に印象に残った江角さんの言葉から 動画視聴コースの内容をお伝えします。
《朱入れは否定ではなく提案》
まず、オンラインでの講座を受講された方の課題原稿のフィードバックから。
動画視聴コースは この課題の提出は
無いので 直接添削されることはないものの、なぜか自分のことのようにドキドキ。
江角さんは「原稿に朱入れをされるのは自分の人格までを否定される気になってしまうけど、それは違う。」とキッパリ。
その理由は「原稿は自分の作品ではなく、読者のもの」。
なるほど、納得。
自分の「作品」だと思うと悲しくなるけれど 最初からこれは読者のもので、より読みやすくなる提案をしてもらえる、ということは逆にラッキーなこと。
こんな風に考え方ひとつ変えるだけで無駄に気持ちをこじらせることなく、スムーズに作業が進む、という 書くうえでのヒントを学びました。
《小骨は抜こう!》
どの原稿も未経験の自分から見ると完璧に思えますが、江角さんのフィードバックは本当に細やか。
その中で特に印象に残ったのが
この《小骨》というワード。
読んでみて、あれ?なんかちょっと引っかかる(同じ表現を繰り返す、わかりにくい言い回し)、これってどういう意味??など読者にいちいち想像させてしまう「小骨」。
これらを丁寧に抜いていくことが大事なようです。
自分のことって、自分ではなかなかわかりませんよね。客観的に読者目線で「提案」してもらえる「朱入れ」で より読者のための原稿になっていく過程を見せていただきました。
《企画をたててみよう!》
いくら文章の書き方を学んでも、仕事を依頼されないことには「しあわせなライター」にはなれない!ということで
次は企画を立てて仕事を依頼される方法について学びます。
仕事を獲得するためにまず出来ることは
・公式サイトを持つ
・ブログなどの発信で実績を作る
・クラウドファンディングに登録する
などいろいろ方法はありますが、
江角さんのオススメは
出版社や編集プロダクションに企画を提案する
というもの。
全くの未経験のわたしにはハードルが高すぎて えぇ!?無理………!と思うこの提案も 学びを進めていくと、少しずつワクワク要素も見えてきました。
そのワクワク要素とは
①自分が書きたい媒体を考える
→いつも読んでるあの雑誌、ついつい見てしまうWebサイトなどを思い浮かべる。
②その媒体を調べ、コンセプトや読者が興味あることを知る
→もともと好きで読んでいた媒体なら それを研究する作業は楽しそう!
➂その媒体に合った企画を立てる。
→A.読者が読みたいもの
B.自分だから書けるテーマ
C.まだその媒体では書かれていない
この3つの重なる部分を見つけ出すのは自分を知ることでもあり、ここを深堀りすることで今後も役にたちそう。
とはいえ、それだけではそう簡単に企画の種は見つかりそうにありません。
そこに、さらに江角さんからのヒントが。
誰がターゲットなのか?
・自分が選んだ媒体は、きっと読者も自分と似ているところがあるはず。自分にもどんな記事が読みたいかを問いかけてみると何か見えてくるものがありそうです。
自分の興味あるものを探る
・今ハマっているもの、ことを伝える、
あるいは悩んでいることを解決する。
わたしの場合だと 悩みは捨てるほどあるので そこから糸口をつかめそう。
例えば これからのおひとり人生について、なかなか終わらない子育て、やんちゃな親の介護問題、のような大きなものから プチ更年期?、食べないのになぜ太る?あぁご飯作るのめんどくさい…などくだらない悩みまでも もしかしたら企画の種になるかもしれないのです!
ただ、ここでもやはり大切なのは
《ゴールを最初に設定すること》
この記事で何を伝えたいのか、
読者にどうなってほしいのか。
自分の「書きたい」よりも
読者の「読みたい」を意識するのが
大切だと教わりました。
最後に 江角さんから頭の体操になる練習問題を。
それは【デジスタイル京都】というサイトで 実際に自分が連載を持つとしたらどんな企画を提案するか?というもの。
https://my942p.com/l/m/mpSWQS802hsjjp
このサイトは京都の魅力をいろいろな視点から知ることができます。
私だったら…と これまでの講座内容を頭に入れつつ、考えてみました。
その結果は…
【ポッドキャストで聴く、知る!京都の魅力】
私は山口に住んでいて、京都の魅力を存分にお伝えすることは出来ません。
そこで最近ハマっているポッドキャスト(インターネットラジオ)で「京都」と検索してみると、たくさんの京都情報番組があることを知ったのです。
ポッドキャストは一般の方でも発信できるため、
いろいろな視点からの情報が得られそうです。
実際に聴いて、その番組の魅力を紹介する…という企画はどうかな?と思いました。
もちろん、まだまだ思いつきの段階ですが、こうして自分だから出来ること、を少しづつ見つける練習をしていきたいです。
まとめ
最初に「企画を立てる」というワードだけで わたしは素直に「怖い!」と思ってしまいました。
だって未経験だし、だって営業とかしたことないし…と、まだ何にもしていないのに怖がるのはわたしの悪いクセ。
でも江角さんの優しい語り口調と的確な提案で、少しづつ不安が解消されていくのを感じました。
例えれば、真っ黒な洞窟の入口で、目の前に何があるかもわからなくて立ちすくんでいるところに なんだかほわん、とした優しい光が 足元だったり数メートル先だったりを少しづつ照らしてくれるイメージ。ここにつまづく石があるよ、とか そこよりもこっちの方がスムーズに進めるよ、と導いてもらっている感覚です。
でも歩くのは自分。
この暖かい光を見失わないように、
少しづつ進んで行きたい。
そう感じる講座でした。
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