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蛍の撮り方

おはようございます。
週末写真家真木隆司です。
蛍の撮影についてはみなさんそれぞれに工夫されていることと思います。私自身も毎年少しずつ撮り方が変わっています。今の撮り方をまとめてみます。きっと10年後に自分がこの記事を読んだときに「変わったな」と思うはずです。

蛍撮影で一番大事なことは撮影場所です。蛍撮影をしたあとに、その撮影場所以外に実際に蛍が飛んでるところを探しておくのがポイントです。撮影が出来そうな場所を探しておいて、別日に明るいうちにそこに行ってスマホでぐるりと広めに風景を撮影しておきます。そして、木の株、川の中の石、特徴的な木、そういったカメラを向けるポイントも明るいうちに探しておくと実際撮影にきたときに慌てなくていいです。環境的に蛍がいそうな場所の見当をつけるのもいいですが、飛んでるところを実際に見てから決める方が確実です。つまり蛍が飛ぶ時間帯でのロケハンが大切ということです。

実際に撮影をする日は、日没前に撮影地に行きます。6月だとだいだい7時半頃から次第に暗くなっていくので7時頃に現地到着が目標ですね。蛍写真は、明るい時間に撮った風景を下地にして、その上に暗い時間に撮った蛍の写真を重ねて比較明合成で仕上げるのが普通です。なので明るい時間に下地となる風景をきちんと撮ってないといけません。自分の場合は下地は比較的絞って撮ります。8〜11くらいで撮っておきます。下地が撮れたらあとは暗くなるのを待ちます。その間にカメラが動かないように気をつけないといけません。暗くなってレリーズのボタンを押し込んだらいいようにしておくのがベストです。

f8で撮った下地写真

8時くらいになると蛍が飛びはじめるので、それを確認したらレリーズを押し込んで撮影開始します。私は6秒〜8秒解放にする設定にしています。車が近くを通る場所だと短めの方がいいです。光が入ってくるとそのときの写真は使えませんので。蛍の個体数にもよりますが、1時間くらい撮影を続けます。その間はせっかくなのでじっくり蛍鑑賞するのがいいと思います😃

写真をパソコンに取り込んでから明るさやカラーバランスをLightroomで調整します。1時間撮っていると色合いも最初と終わりでは変わってくるのでできるだけ色合いがあうように調整します。これがあるので撮影時はrawで撮影しています。
色合い、明るさ調整が終わって仕上がった写真をPhotoshopで比較明合成するのですが、Photoshopに取り込む前にある程度選別しておく方がいいです。

比較明合成画像

仕上がり後、出力して作業は終了です。

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