ただ進めば至る(77) そんなおっさんでいたくない


2013年7月20日 まだまだいける

友人と話をしてて自分が走りだした頃をふと思い出した。歳とって身体の自由がきかなくなったときに、なんでも出来るチャンスがあったのになんにもしなかった自分を後悔したくない。そんなことを考えたから走りだした。テニスやバドミントンも始めた。
いまだってそうだ。
走れるチャンスが少しでもあるなら少々無理してでも、この足で走りたい。「これだったら走れたね」なんてずっと先で思いたくない。だから復帰を目指してがんばってる。こんな足でも走ろうとするのはそのため。人間、50歳にもなるといろんな経験もするし、知識もつくし嫌いなことはもういいって思うようになる。出来ることしかしないようになってくる。自分も含めて同年代を見てるとだいたいそういう傾向にある。
嫌いだからしない。
出来ないからやらない。
知らないからしない。
いろんな理由つけてやろうとしない自分で自分を型にはめて、自分のルールばっかりせっせと作る。
おまけに自分の周りを塀で囲って自分が作った「自分」という殻に閉じこもる。
で、囲いの中で新聞開いて世間のあら探しして、あれはいかん、これはいかんと一人で怒りだす。50年も生きてるとそんなおっさんになるのが普通。身体も若いときのように動かんし、動いたらすぐへばるし、守りに入るのが自然な流れなんかも知れない。世の中の順番かな。
でも自分は嫌だな。
おもしろくないと言うか止まったらあとは落ちるしかないやんって思う。
そんなつまらん50歳のおっさんでいたくない。だから、ちょっとずつ何かにチャレンジしたい。
まだまだいけるで、50歳!

2013年7月22日 親の背中

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199字

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