ほめる
私は、今でこそ、平気で人を褒めるし、褒められても素直に喜ぶ、と、ストレートに感情表現している。
でも、10年前ぐらいまでは、褒めることも褒められることも、あまりなかったし、意識したこともなかったように思う。
それが、なぜ、褒めることが日常生活の中で増えてきたのか?
20〜30代の頃、異業種交流の集まりや、教員免許取得の為、通信大学のスクーリングで知り合った方等、あらゆる経験をしている人と出会い、ただただ自分の人生にはない、自分にはできないことを経験をしてきている人を称賛するぐらいだった。
日常生活で褒めることも褒められることもそんなになかった。
子どもができたことで、褒めることは多少は増えた。それでもそんな頻繁にできるわけでもない。
それが、30代後半になって、一変する。
小学校の先生になったことによって、子どもを褒めることを日常的にしだしたからである。
褒め慣れていないので、ボキャブラリーを駆使できず、スゴイとかエライとか、上手とか、ぐらいしか言えなかった。
段々と、日々過ごすなかで、
前にできなかったことが当たり前のようにできるようになった子どもに、前はこれができなかったのに、今は当たり前にできるようになって、次はもっと難しいこれできないと思えているんだよ。スゴイ成長だよ。
…というように、広い視点、本人には気づかないことを褒めると、とても喜ぶし、自分の良さに気づけて、それが自信になる。
そんな、子どもを褒めるということを常にしてきた。もちろん保護者も、一緒に子どもを育てている同志として、褒めることを意識してきた。
それが今、教頭となり、先生を褒めている。
そしてプライベートでは、オンラインサロン田村淳の大人の小学校の「夢を語るクラブ」の部長として、仲間の夢の応援をしている。
褒める上で意識していることは、その人にとっては当たり前のように日々していることが、他の人にとっては全く想像もつかない、できないことであったりするので、
そういうことを、あらゆる視点から、あらゆる表現でベタ褒めするようにしている。
褒められて嫌な気持ちになる人はいないと思う。
ただ、「そんなことない」「たいしたことない」「もっとスゴイ人がいる」「自分なんて全然できていない」などと言う人はいる。
それは、その人の中ではそうなんだと思うけど、周りから見て、褒めることを言われたり思われたりすることを否定しなくてもいいぐらい、それを否定するぐらいの勢いで私は褒めるようにしている。
褒められることは嬉しいし、自信になるし、自分にはない視点から人に褒めてもらえることで、自分が気づいていなかった自分の良さに気づくことができるからである。
褒められたり応援してもらったりすることで、自分も人を褒めたり応援したりしようと思うような、
あたたかい気持ちになる。
笑顔になる。
前向きになれる。
ほめほめパワーをもらえる。
そんな、褒め合うことを自然と笑顔でできるようなコミュニケーションを心がけていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?