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今年の3大ニュース(R4)


①校長が変わった

4月、赴任して1年の小学校の校長が変わった。初日から教職員全員で学校教育目標を考えるという積極的に改革していくタイプの方だった。ただ、強引ではなく、いわゆるサーバントリーダーシップを絵に描いたような方だ。

校長が変わったことによって何が変わったか。

大きく分けて3つある。

読書家デビュー


3月末、たくさんの段ボール箱が届いた。中身は、校長の私物の教育書やビジネス書等だった。凄い読書家で毎週のようにAmazonから学校に本が届く。

そして、その校長室の本棚にあるたくさんの本を、教職員に自由に貸し出している。
私も夏休みにたくさん借りてたくさん読んだ。ちょうど読みたいと思っていた本も多かったし、勧められて読んだ本もあった。

ただ私、そもそも、全くと言っていいほど読書をする習慣がなく、教頭になる一年前から少しは本を読むようになった程度である。
本を読み漁りたい気持ちは常々持っていたので、

この度、ようやく、読む習慣ができつつある。
今もボチボチだが、本を読むよう心がけている。そして読んだら、Instagram等でアウトプットするよう心がけている。

イエナプランスクール視察

1学期、学校の研究で、先進校の視察として、
日本初のイエナプランスクールである長野県の「大日向小学校」と、公立初のイエナプランスクール広島県の「常石ともに学園」に行くことが決まった。


当初は、運動会等の平日の代休に校長とともに視察できるよう調整していたが、できず、平日に訪れることになったため、私が行くこととなった。

まず、イエナプランスクールという名前は聞いたことがあったが、詳細がわからなかったため、本を読んだりネットで調べたりした。

そして、訪問して感じたことは、全国どこの教育現場でも、明日からでもできることがあると思ったということである。

それは、全国のいろいろな学校で、もうすでに始まっていることもあるし、数十年前から取り組んでいる学校など、後々いろいろ知った。

2教科同時進行で、自分で学習を進める等の自由進度学習や、総合学習やカリキュラムマネジメントによる教科横断的学習であるプロジェクト学習等、一斉学習ではない形態の学習が、もう始まっている。

イエナプランスクールを始め、いろいろな教育のあり方を模索して試行錯誤している学校、教師がいることにとてもワクワクした。
これからどんどん、変えられることは変えていきたい。

教育談義ができる充実感

校長は、たくさんの本や教育に関する新しい情報に常にアンテナを張っている方なので、

37歳から「学校の先生」になった、おかしいことが罷り通る学校現場を少しずつでも変えていきたいと思っている私にとっては、

自分が思っていることを語れる数少ない教育関係者なのだ。

こんなに意見と価値観の合う先生に出会ったことはない。

それだけ、ありがたい職場環境なのだ。

その分、一緒に働ける間に、たくさんのことを吸収し、学び、成長しなければと、日々奮闘している。

②オンラインサロンの充実


田村淳の大人の小学校(以下たむ小)というオンラインサロンのメンバーである。

その中で「夢を語るクラブ」という公式クラブを主催している。


今年もたくさんの大人が夢を語り、夢を叶えた。
40歳までにプロレスのリングに上がる夢を叶えたり、曲げわっぱのワークショップを田村淳校長、森本教頭、サロンメンバーのみんなと一緒にやるという夢を叶えたりした。

私は、
・田村淳校長とzoomでお話をするという夢
・田村淳校長と直接会って夢を語るという夢
・たむ小の秘密基地gatherで「夢創リレー」という他人の脳を借りて夢を叶えるワークをする夢
・夢を語るクラブで出会ったmoonさんが支配人を勤めるBOOKHOTEL神保町に宿泊するという夢

4つの夢を叶えた。

夢を語るクラブも、1年前は100人ちょっとだった。それが1年で倍増の200人を超えた。

来年も、言葉にすることの大切さを噛み締めて、どんどん夢を語っていこうと、今からワクワクしている。

③志定まれば、気盛んなり


私、「夢を語るクラブ」部長でありながら、明確な夢がなかった。
なんとなくこうしたい、こうなればいいなはあった。(夢は思いつきや空想、やりたい!気持ちから始まります。)

それが、この一年をかけて、明確になってきた。

それは、2つある。

目標は、居場所がいくつもあると感じられる学校づくり


現在、小学校教頭をしており、毎年校長試験を受けている。今年も受けたのだが、毎年書き換えている「こんな学校をつくりたい」という自分の考えを書いたのがこれである。

どういうことかというと、教室しか居場所がなくて、教室に居場所がないから、友達と喧嘩したから、先生が嫌だから、もう学校に行かない、行きたくない、となって、不登校になる子どもが少なからずいる。

でも、保健の先生が話を聞いてくれるとか、用務員さんと一緒にいると落ち着くとか、校長先生は僕のことをわかってくれるとか、見守りの〇〇さんはいつも優しく声かけてくれるとか、
「心の居場所」がいくつもあると、何か嫌なことがあっても聴いてもらえる、受け止めてもらえると思える。

また、物理的にも、保健室や用務員室、専科教室、校長室や職員室、など、教室に居られない時に居られる場所があることで、「学校に行かない、行けない」ことが少なくできる。

社会だって、家と職場だけではない居場所を大人が求めていたりする。

子どもも大人も、居場所がいくつもあると思えることで、少しでも心豊かに幸せに生きていけるんじゃないかと考える。

そんなわけで、そんな学校づくりができるよう、日々精進していくのだ!それがいいのだ!


そして

夢は、子どもと大人が夢を語り合える場づくり

これは、前出の「たむ小」の公式クラブ「夢を語るクラブ」の活動を発展させたいということである。

今の仕事を続けながら、夢を語る活動を地道に続けていき、全国展開できたらいいなと思っている。

閉塞感漂うこの社会に、夢や希望がもてる、力強く生きていく人に、ひとりでも多く育てて、ともに学んで、夢を応援し合う社会にしていきたい。

…と、今のところは思ってるだけで、地道に活動している。少しでも仲間が増えたら、楽しく、ワクワクすることが一緒にできたら嬉しい♫

来年は、動ける時に一気に動けるように、今から準備しておく。虎視眈々✨

今年一年お世話になりました!
来年もよろしくお願いします!

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