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三浦芳聖伝 34、近衛新体制と三浦芳聖(串呂哲学研究ノート№155)

近衛新体制と三浦芳聖

1、近衛新体制とは

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説より転載)

1940年6月 24日の近衛文麿の記者会見における声明に端を発して進められた政治運動をいう。近衛の側近の後藤隆之助、有馬頼寧、風見章らは、当時の新官僚、革新的学者を集めた昭和研究会をつくり、大衆組織を基にして国民を統合し、軍部の動きを抑制して近代的、合理的な社会体制を建設する構想をまとめた。

近衛文麿

7月に発足した第2次近衛内閣はこれをうけて基本国策要綱で「国内体制の刷新」と「強力な新政治体制の確立」をうたったが、官僚、軍部、右翼、政党、財界など各界の利害は対立し、その圧力によって、10月新体制運動を推進するために組織された大政翼賛会は、国民的政治力の結集のための国民組織から、単に政府の方針を伝達する官僚機関になってしまった。

2、近衛新体制と三浦芳聖

三浦芳聖は、昭和15年(1940年)7月、近衛文麿の諮問に応えて「日本を救う起死回生の打開策」を進言した事から、その卓越した見識を買われ、近衛公の相談役のような立場になりました。

第二次近衛内閣が始まるや、近衛新体制に協力を求められた芳聖は、様々な進言をした事だと推察します。

大政翼賛会実践要綱

その中で、唯一分かっていることは、「大政翼賛会の実践要綱」を作成するに当たって、その中に「無上絶対普遍的真理の顕現たる國體を信仰し」という一節を謳うことを強力に進言したと聞いています。

これは、芳聖の国体観を如実に表わすもので、子供時代からの皇民教育や、渥美勝の日本的生命観や、時代の影響を受けた国体明徴精神から出たもので、芳聖にとって、皇国体は正に信仰でした。

戦後の教育を受けた私たちは、GHQの日本弱体化政策、属国化政策によって、現代史ことに「昭和史」をほとんど学んでいません。その属国化政策を請け負っている権力者にとっても、その方が都合がよいからです。

戦争に負けたくらいで、戦前のすべてを何もかにも否定してしまう必要はありません。未曽有の国家的危機を前にして、我々の先達がどのように考え、どのように対処したかを学ぶことは、現代に生きる後進の義務であります。

その為の教材として「大政翼賛会実践要綱」「実践要綱の説明」を掲載しますので、是非ご一読ください。

東京裁判は、戦勝国のリンチであり、受け入れる事はできませんが、日本人自身による大東亜戦争敗北(亡国)の総括は、なされなければなりません。

この大東亜戦争敗北の総括がなされなければ、我が国の戦後は終わりません。否、戦後が終わらないだけではなく、日本民族の将来が開かれません。

この大東亜戦争敗北の総括は、人智で行う事も出来ますが、日本神界に尋ねることも出来ます。それが可能なのが神風串呂です。

3、大政翼賛会実践要綱

今や世界の歴史的転換期に直面し、八紘一宇の顕現を国是とする皇國は、一億一心全能力を挙げて天皇に帰一し奉り、物心一如の国家体制を確立し、以て光輝ある世界の道義的指導者たらんとす。茲(ここ)に本会は、互助相誡、皇國臣民たるの自覚に徹し、率先して国民の推進力となり、つねに政府と表裏一体協力の関係に立ち、上意下達・下情上通を図り、以て高度国防国家体制の実現に努む。左にその実践要綱を提唱す。

一、臣道の実践に挺身す。即ち、無上絶対普遍的真理の顕現たる國體を信仰し、歴代詔勅を奉体し、職分奉公の誠をいたし、ひたすら惟神(かんながら)の大道を顕揚す。

二、大東亜共栄圏の建設に協力す。即ち、大東亜の共栄体制を完備し、その興隆を図るとともに、進んで世界新秩序の確立に努む。

三、翼賛政治体制の建設に協力す。即ち、経済・文化・生活を翼賛精神に帰一し、強力なる綜合的翼賛政治体制の確立に努む。

四、翼賛経済体制の建設に協力す。即ち、創意と能力と科学を最高度に発揮し、翼賛精神に基く綜合的計画経済を確立し、以て生産の飛躍的増強を図り、大東亜における自給自足経済の完成に努む。

五、文化新体制の建設に協力す。即ち、國體精神に基き雄渾、高雅、明朗にして科学性ある新日本文化を育成し、内は民族精神を振起し、外は大東亜文化の昂揚に努む。

六、生活新体制の建設に協力す。即ち、翼賛理念に基き、新時代を推進する理想と気魄を養ひ、忠孝一本、国民悉く一家族の成員として、国家理想に結集すべき科学性ある生活体制の樹立に努む。(昭和十五年十二月十四日)

4、実践要綱の説明

実践要綱の説明については、下記を参照ください。

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情報拡散のお願い

 この記事に到着された貴方様とのご縁に感謝しています。これは皇祖神・天照大御神から地上に派遣された神皇正統嫡皇孫・三浦芳聖の伝記及び三浦芳聖が解明した神風串呂の紹介記事です。
 三浦芳聖が解明した神風串呂には、日本民族の進むべき道が、明確に示されています。日本民族の危急存亡の時に当たり、一人でも多くの方に読んで頂けるよう、この情報を拡散下さいますよう、宜しくお願い致します。

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串呂主宰神は、なぜ、長期間かけて神風串呂を構築し、このように神皇正統の天皇を顕彰されるのか!この一点を徹底的に講究しますと、神風串呂の要諦が理解でき、今我々は、何を第一とすべきかが分かります。ここに日本民族の存亡が掛かっているのです。真実に目覚めましょう!

2千年以上の長年月を掛け神風串呂を構築された、串呂主宰神・天照大御神様のご苦心と、生涯を掛けて神風串呂を解明された三浦芳聖師のご努力が、日本国と日本国民の皆様の幸せの為に生かされますよう願ってやみません。

神風串呂は、神界から日本民族への目に見えるメッセージ(啓示)です。

神風串呂と神風串呂に昭示されている「神皇正統家」は日本民族の宝です!さらに研究を進めましょう!

一人でも多くの方に、神風串呂の存在をシェアして頂きますよう宜しくお願いします。

神風串呂を主宰しておられる神様は、天照大御神様ですので、串呂の存在を一人でも多くの方々にお知らせすると、天照大御神様がとてもお喜びになられます。

(出典は三浦芳聖著『徹底的に日本歴史の誤謬を糺す』を始め『神風串呂』『串呂哲学』『串呂哲学と地文学』『神風串呂の解明』等、通算181号(いずれも神風串呂講究所発行、1955年~1971年) を参考にして、研究成果を加味しました。)
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