クイズ王を見るために、関ヶ原に行ってきた!

※クイズ本編や水上・廣海両氏のことは、たいして書いていません。あと、地味に長いよ!

あれは、5月中旬のこと。
電車で出勤している最中。
いつものように、惰性でダラッとスマホを見ていると、こんな記事が目に入ってきた。


https://www.sekigahara7.jp/イベント概要/

んんんんん?????

何度も見た。
よーーーーーーーーーーーく見た。

“参加者が東軍と西軍に分かれて激突する「クイズの関ケ原合戦」。
東軍大将の水上 颯(東大)、西軍大将の廣海 渉(京大OB)“

最初、これを見た0.5秒くらいの瞬間は、比喩的な意味での「関ヶ原」かと思い、
「はいはい。水上vs廣海で、東西クイズ合戦的な意味でしょ、はいはい分かる分かる」って。
でも、場所を見ると、

「岐阜県不破郡関ヶ原町」

って、書いてある!

ええええええええええええええええええええええええええええ?!?!?!?!?!?                      これ、ガチの関ヶ原やないかーーーーーーーーーーーーーい!
マジのマジで関ヶ原来るんかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!
って、うそやろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!?!?!
あの、水上 颯a.k.a山梨の星(@2017年11月19日 「東大王」内本人発言より)と、廣海 渉a.k.aクイズドクターが、


岐阜に?

関ヶ原に?

来る?

な・ん・で???????( ^)o(^ )

でも、何度読んでもどう考えても、岐阜の町おこしイベントに、クイズ界現役バリバリの二人が来るって書いてあるよね?!?!?!

もう、職場に着くまでずっとその画面とにらめっこですよ。
マジで、信じられなくて、何度も何ぁ―――――――――――ん度も確認したもん。

だって、岐阜だよ?!関ヶ原だよ?!
2人とも超ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー頭良くてすごーーーーーーーーーーーーく人気もあって忙しそうなのに(私生活知らないけど)、
なんで???????????
なんで岐阜に来るの?????????
マジでマジでマジで不思議で、
「なんか借金でもしているのだろうか?それとも、イベント主催者に対して人には言えない重大な秘密でも握られているんだろうか・・・・・?」
と、疑問符が頭の中につきまくって、嬉しいとかよりも、変な事ばっかり考えちゃった…。
それくらい、岐阜の山奥(失礼)に水上・廣海両氏が来ることが、意外すぎてさ…。

とはいえ、実は、関ヶ原は名古屋駅からはJRで1本(乗り換えはあるけど)で1時間そこそこの距離という、意外な近さにあることは知っていたので、
「こんなに近くに来ることはもう無いかもしれない!いっ、行くしか!!!!!」
と、即、行くことを決意。
けれど、同時に思ったのが「この手の町おこしイベントは、絶対一人で行ったらしんどいパターンやなぁ」とも。
イントロクイズの為に渋谷に一人で遠征に行くことは出来ても(過去記事参照)、地方で行われるこの手のイベントに関しては、逆になんとなく雰囲気が想像できるだけに、一人で行く気は起きず。
かといって、友人はクイズに興味が無い人ばかりで「ねえねえ、水上 颯と廣海 渉が来るから、関ヶ原行かなーい?」と言っても、きっと、その凄さとレアさが分からないだろうし。そういう人を誘っても、そもそもテンションが違うので、お互いが楽しくなくなるだろうしなあ、と、友人を誘うことは秒で断念。
そこで、浮かんだのが、そう、myマミー。
うちの母親は毎週ネプリーグから東大王まで、テレビでやっているクイズ番組はだいたい見ているほどクイズ好きなうえ、仲間と月1回ほどの割合で各地で行われている「さわやかウォーキング」に参加するなど、自然が多い所へ出掛けることが好きな人間。よし。これは、今回のクイズに誘うには、うってつけの人材!
ということで、家に帰っておもむろに
「ねー、あのさー、おかーさーん、関ヶ原に水上 颯と廣海 渉が来るんだけど、行くー?」
と、言うと、即座に
「なんで、関ヶ原くんだりまで、わざわざ水上くんが来てくれるの・・・?」
やっぱそこ不思議だよね!分かる!と、相槌を打つ私。
とりあえず、母娘で、なんでクイズ王が、地方の町おこしイベントに来てくれるのか?をしばらく訝しがったあと、
「じゃ、伊沢くんや鶴ちゃん(東大王 鶴崎 修功さんのことを母はこう呼ぶ)も来るのー?」
残念!このイベント、東大王とは、多分全く関係ない!
でも、その後も、延々と「なぜクイズ王が来てくれるのか」をだべっておりました。今から考えりゃ、そんなことしゃべってる間に、クイズの予習のために岐阜のこと調べるとかすべきだったね!後悔!

〜そして当日〜
出かける支度がもたついていた私を尻目に、「先に駅に行ってるから」と、さっさと家を出た母親。
その後、私もようやく支度を済ませ、地元の駅に。
たいして広い駅でもないので、普通はすぐ見つかるはずなのに、駅のどこにも母親がいない。
とりあえず、改札入って、ホーム行って、、、どこにも、いない。
絶対に母親の方が早く着いているはずなのに、マジでどこにも母親の姿が見えない。
「え・・・、まさか、事故にでもあったんじゃ・・・?」
と、不安になる私。
しかたがない、携帯で連絡するか、と、スマホを取り出すと、そこには、真っ暗な画面が。
「???」
一瞬パニックになる私。
どうやら、昨日、充電を忘れていて、電源が0%になってるーーーーーーーーーーー。うぉーーい!マジデカーーー!
がっ、モバイルバッテリーは持っていたので、スマホにさして電源ボタンを押したら、普通に起動!
はあああああああ〜、よがったよおおおおおおおお〜〜〜。
いるはずの母親はいないわ、スマホ電源は切れてるわで、もう、駅について5分くらいしか経ってないのに、この時点で異常に疲れた私。
とりあえず、ようやく電源の入った携帯で母親に連絡してみる。
が、出ない。
「マジで事故なんじゃ・・・」
と、心配していたその時、母親が現れた!
「ちょっとーぉ、おかぁーさーん!どうしたの?!」


「あ、財布忘れて、家に取りに戻ってたわー、ごめんねー」

悪びれず答える母。
ちょマジでか!サザエさんかよ!なにやってんのよ、もー!
でも、事故じゃなくて良かったー!
てか、母娘とも、出発時でダメダメっすわ。
この時点で、当初乗る予定の電車から30分くらい経ってたので、正直クイズまで間に合うかどうか心配だったけど、こんなモタモタやってても、なんとか関ヶ原に12時30分くらいには着いたよ!(クイズ開始は13時から)

JR東海道線に乗り、名古屋から岐阜、岐阜から大垣、大垣から関ヶ原、と、ひたすら西へ西へ移動していると、木曽川、長良川、揖斐川と、川を越すごとに増える山。1時間弱しか電車に乗ってないにも関わらず、とても遠くに来た気分に。関ヶ原の手前の駅である垂井あたりまでくると、田んぼを麦の実りが黄色く覆い、外はリアル麦秋状態。そして、関ヶ原に近づくにつれ「日本中からここに集まって戦したんだなー」と、古に思いを馳せる。

関ヶ原に到着し、歩いていると、母親は、以前、関ヶ原にウォーキングに来たことがあるらしく「あ、あそこに見えるのが、石田三成本陣跡。前、さわやかウォーキングで行ったよ!そんで、あそこ行って、ここ行って…」
と、説明しながら、どんどん歩く。私は、といえば、

“クイズ参加者は12時に並んでください”

と書いてあったので
「あー、もう、きっと水上ギャルと廣海ギャルで、クイズ参加者はとっくに締め切られてるんだろーなー。お母さんが財布さえ忘れなければ、1本早い電車に乗れたのに…」

と、内心もやもやしながら、半ばあきらめ気味で会場へ。
そこには、イベント用のステージとその前に椅子がずらっと並べられていたのだけど、座っているのは開始30分前のこの時点で半分くらい。
「え、、、ここだよね?ここ、クイズの会場でいいよ、ね?」
と、予想と違う状況に、不安になる私。
来る前は、水上ギャルと廣海ギャルとクイズガチ勢で、あふれんばかりの人を想像していたので、目の前の席の開き具合に逆にビビる。
むしろ、すぐ隣の会場でやってる、ちびっこチャンバラ合戦みたいなイベントの方が賑やかなんだけど・・・?
そして、イベンターの方が
「クイズまだ参加できまーーーす。ぜひ参加してくださーい」と、呼び込んでいる声が。
マジで?!
きっと、これ、東京でやってたら死ぬほど人があふれて、こんな席数瞬殺で埋まるだろうに、、、。
とりあえず、クイズに参加したかった私は、受付へ。
「あの、クイズ参加したいんですけど・・・」と、お姉さんに言うと、青の厚紙に大きく○と×と「西軍」と印刷された紙を無言で渡される。
「え?これ・・・?」あまりの素っ気なさに戸惑う私。
「エントリーとかは・・・?」と尋ねると「特にありませんよ」って!
えー?あっさりだな!おい?!


水上 颯と廣海 渉が来るんだよ!
あ!の!水!上!と!廣!海!が!
と、心の中でだけ超主張しておいた(チキン)             

とりあえず、クイズに参加できることに一安心しつつ、会場へ。
屋根の下に並べられた椅子は、左右で東軍と西軍に分かれており、西軍の紙を渡された私は西軍のエリアに座らなければならないらしい。
受付のお姉さん、これくらい説明してくれればいいのに。暑かったからもうやる気なかったのかしら…。
その間、母は「クイズ私が参加してもどうせ答えられないから、お母さんみてるだけでいいわー」と、即屋根の下にある椅子へ直行。
が、その屋根の下に座る=クイズに参加する、ということだ、と説明すると
「えー?そうなのー?じゃあ参加するー」
と、受付へ。そして、戻ってきたら「なんかこれくれたんだけど」と、赤い厚紙。
私「おかーさん、これ、東軍東軍!」
母「え?どゆこと?」
私「東軍と西軍じゃ、座る場所が違うんだって!」
母「えー。あたし、あんたの横が良い」
私「じゃあ、青に変えてもらってきなよ」
母「分かったわー。あっついのに、もー」
と、そんなこんなしてる間に、徐々に席が埋まってきた様子。
あまりに席がガラガラだったら、いろんな意味で辛いと思ってたから、良かったー!
改めて席についている参加者を見てみると、水上・廣海ギャル1割、クイズガチ勢1割、8割一般人(武将含む)みたいな感じ。

(普通に武将が座ってた。さすが関ヶ原)

この時点ですら、本当にもうすぐ水上・廣海のお二人がくるのかなあ、と思うほどの、のんびりムード。

そして、13時。
音楽と共に、出てきたのは、司会者のお姉さんと日高大介さん!
日高さんが来ることは、全然知らなかったので、
「ひえー!水上・廣海だけじゃなく、日高大介もいるー!マジかああああああー!」と、この時点で大!興!奮!

てか、日高さん、めちゃめちゃ喋り上手ですね。司会業、ものすごく板についてたんだけど!


そして、日高さんが司会のお姉さんとやりとりをしつつ、客を温めたあと、とうとうメインの二人が名前を呼ばれて登場!


来たあああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
水上 颯と廣海 渉が岐阜にいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーー!!!!!!
本物だあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

(肉眼でも余裕で顔が見える近さだった!)

私は興奮マックス!と、言いたいところですが、実は、私たちのすぐ前にいたJK2人組が、水上くんが出てきた時点で、超絶興奮して

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああみずがみくううううううううううううんんんんんんんんnああああああヤバヤバヤバヤバy」

と、完全にアイドルを応援するそれ、になっていて、その興奮した姿に圧倒される母娘二人。しかも、写真はOK(動画はNG)だったので、JK写真撮る撮る!それを見てたら、まあ、そりゃテレビで見てた人がすぐ近くに来たらこうなるよね、という感じで、興奮よりもなんだか微笑ましい気分に(◜◡◝)

クイズ王お二人の第一印象は、水上くん、

「めっちゃ猫背!」

テレビ越しにも若干猫背だな、とは思っていたけど、実際見ると、むっちゃくちゃ猫背!顔よりもそっちが気になっちゃって、印象がほぼ

NEKOZE! !!

やっぱ勉強しすぎてああなっちゃったんだろうか…。

続いて出てきた廣海さんの第一印象

「クイズドクター背でか!そして、意外と素朴な感じ!テレビと印象違う!」

だってね、テレビで見るよりずっといい人そうなんだけど。なんか、テレビで見てた時は、若干怖い印象だったからさあ。

そして、二人が、水上=葵の御紋、廣海=大一大万大吉が背中に入った陣羽織的なの着せられてる!関ヶ原クオリティ!こんな姿ここでしか見られない!超レアキャラ!

クイズはまだ一問も終わってないけど、すでに結構お腹いっぱいになっている自分。燃費良すぎ。

そして、こっちの興奮を尻目に、ステージ上の日高さんと司会のお姉さんが、クイズのルールを説明していく。

クイズは、東軍と西軍に分かれた客が最初は全員たち、○×クイズで間違えた人が座っていき、最後数人残ったところで、ステージに上がり、各軍の大将である水上・廣海両氏と一緒にクイズする、みたいな形式。

3部クイズがあったんだけど、私ら母娘は、序盤に間違えてあっさり脱落。悔しい!

ちなみに、私ら母娘が間違えた問題その1              「関ヶ原町は1万人以上人口がいる。○か×か?」

私「えー?一万人いるかどうかなんて、そんなん関ヶ原馬鹿にしすぎやろ!」                               母「だよね!いるに決まってるじゃん!そこまで田舎じゃないよね!」  自信満々で○をあげた私ら。
正解は×。7千人台だそうで。。。

私ら母娘が間違えた問題その2
「岐阜県には国立公園も国定公園もある。○か×か?」

母「国立公園は上高地でしょ!長野だもん。岐阜にはないない!」
私「岐阜にはいっぱい自然があるからって、ひっかけだよね!ないない!」
正解は○。国立公園二つもあるってよ!(中部山岳国立公園、白山国立公園)
と、あえなく撃沈したのであった・・・。

ちなみに、個人的に一番答えたかったクイズ。
これは、自分が撃沈後に出されたクイズなので、答えることが出来なかったのだけど
「横浜DeNAベイスターズにいるのは、ウィーランドですが・・・」
の時点で心の中で

「ウォーランド!」

って、答えたよ!正解だったよ!やったね!
正直、ほとんどの人がなんのこっちゃだと思いますが、関ヶ原にはその名も
「関ヶ原ウォーランド」
という、テーマパークがあるのです。行ったこと?もちろん無いよ!でも、名前だけは知っている。そう、それがウォーランド。
それにしても、「ウォーランド」を答えにするために「ウィーランド」を持ってくるとは!さすがクイズ作家は違う!てか、ウィーランドって、誰やねん(すみません)(野球詳しくない。中日の助っ人ですらルナで記憶が止まってる…)。

自分はさっさと脱落してしまったわけですが、クイズに勝ち上がった人はステージ上へ上がって、東軍vs西軍で、水上・廣海両氏も交えてのクイズに挑戦する形式になってて。
小学4年生の男の子が勝ち上がって、ステージにあがったはいいけど、「歴代の大河ドラマの題名は?」という多答問題にの答えに詰まってたら、日高さんに

「おかーさん!お母さんこの子の代わりに答えてあげて!」と、

呼ばれたお母さんが客席からダッシュでステージに上がってきたりして、ガチなクイズ大会ではありえないような暢気さ。
もう、めちゃ牧歌的。
でも、クイズとしての臨場感もあり、適度に笑いも起こり、なごやかな雰囲気でしたよ。
ちなみに、西軍が勝ったよ!
やったね!三成も喜ぶね!大一大万大吉!

クイズコーナーは全部で1時間半あったけど、正直、予想よりも、ずっと楽しかった!
最初は、水上・廣海両氏が生で見れたら良いやー、くらいの気持ちだったけど、クイズ大会としても、普通に楽しんじゃったよ!
最後に、最優秀賞で、小学4年生の男の子は、トロフィーを貰ってました。

ちなみに、クイズをするのと、水上・廣海・日高氏を見るのとで、脳が忙しかったため、正直クイズの記憶が途切れ途切れにしかない!残念!

そういえば、クイズ後、関ケ原駅に着いたら、偶然、最優秀賞の男の子親子と遭遇。
私と違いコミュ力MAXの母親は、ソッコー親子に話しかけると、お母さんが
「今日は、本当は、人間将棋を見に来たんですよ」
と。
え?そうなの?!
そういえば、最初みたイベント告知
“俳優の石田純一さんと芸人のインパルス・板倉俊之さんが人間将棋で激突。”
って、書いてあった、あれか!
ちなみに、将棋好きになったきっかけは、藤井聡太くん、だそうですよ。
最優秀賞が、クイズ好きの水上ボーイ・廣海ボーイではなく、まさかの藤井チルドレンだったとは・・・。
ということで、最終的に、藤井七段の影響力を思い知らされた一日でした。

ここまで読んでくださった方、お疲れさまでした!

*おまけ*

当日、音響担当として、私が参加したイントロクイズの主催者である、藤田太郎さんもいらっしゃっていたことを、後で知りました!もう、どんだけ豪華なイベントだったんだよ!関ヶ原!



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