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【Non Fungible Tokyo2021レポ】NFT初心者が NFTイベントに飛び入りしてみた

こんにちは、クオン(※)note編集部です。
今回はNFT初心者のYが 2021年6月10日(木)に開催された、Non Fungible Tokyo2021 (以下:NFTOKYO)に飛び込み潜入したレポートをご紹介します!

(※)株式会社クオンは2022年1月に経営統合し、株式会社Mintoとなりました。Mintoはアニメ・漫画などのエンタメビジネスをアップデートするスタートアップです。世界4カ国に拠点を持ち、コンテンツ×広告、越境IPプロデュース、Webtoon、Web3・メタバースの事業を展開しています。

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▲新人レポーターY

*クオンは2018年からIP×NFT事業に取り組んでいるのですが、新卒Yは、まだまだNFTの知識に乏しいので、今回、広報担当としてお勉強しに行ってまいりました!

<クオンのNFT関連の事業>
・エンタメ企業のNFTプロデュース支援「アクセル to NFT」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000029274.html
・自社キャラクターアートの展開(Raribleでの特集)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000029274.html
・2018年のCryptoCrystalに関しての実績
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000029274.html

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Non Fungible Tokyo(NFTOKYO)とは:
今回で4度目の開催となる、日本発の世界最大級NFTカンファレンス。
NFTの普及と健全な業界発展に取り組むことを目的に、NFT を取り巻く未来について議論するイベントで、急速に発展を続けるNFT事業について様々な業界のメンバーを集め、ブームを超えたNFTの未来を語る場として開催された。2021年はクオンもスポンサーとして代表の水野が登壇しました。
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詳しくは知らないけど、勢いだけで潜入してみた

新人レポーターのYです!
NFTって最近何かと話題に上がってくるけれど、NFTって何なの?それを利用して何をしてるの?それをするとどんないいことがあるの?・・・正直わからないことだらけだけど、とりあえず行って話を聞いてこよ〜!と思い、やってきましたNFTOKYO!!

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会場キレイ!近未来感すごい!(ほとんどボケてますが)
周りを見渡すと、なんだか一歩先を進んでいるような凄そうな人(語彙力)が歓談していて・・・早速その独特の空気感に飲まれるY。ビビってます・・・。

ここで私が知っているNFTのことをまとめてみます。

<わたしが知ってるNFTのこと>
・Non Fungible Tokenの略。「代替不可能なトークン」であるということ。
・商品が本物であるということを証明する技術。
・商品の所有権を示すことができる。
以上

少なっ・・・。
今回はこの基礎中の基礎知識を頭に入れつつ、NFTの何が良いのか、NFTを利用してどんなことがなされているのか、何をしようとしているのかについてお話を聞いてみたいと思います!

NFTのいいところ-紙媒体より信頼性が高い?!

NFTの良さが一番わかりやすく発揮されるデジタルアート業界のセッションで、中村智浩氏(Startbahn, Inc CEO)は「NFTはそのアート作品の価値が本物であることをしっかり証明し、証明書としての役割を十分に果たしてくれる。それはリアルにある紙の証明書よりも信頼性が高い」と説明していました。その理由として、

①本物か偽物かの判断が断然わかりやすい
(リアルアートは贋作かどうかぱっと見わからないが、NFTがついたデジタルアートは、その作品のコードが違っていたら偽物だとすぐに分かる。)
②誰が本物を持っているか、またその作品の背景が分かる
(作者はもちろん、所有権の歴史やどこに展示されていたのか、作品の詳細情報をブロックチェーン上に刻むことができるので透明度が上がる。)

この2点を挙げていました。確かに・・・。これはバーチャル上だからこその利点だし、紙媒体と違って紛失しないというのも画期的!
NFTがついているから信頼できる、だから100%の価値がつく・・ということになるので、これまでより、作品やアーティストをしっかり守ることができるシステムだということが分かりました。

アーティスト・有権者にとって嬉しいことって?

とはいえ、アーティスト自身はこの取り組みをどうみているのだろう・・・と思い、せきぐちあいみさん(VRアーティスト)のお話を聞くことに。せきぐちさんは今年の3月からNFTを取り入れており、NFT初作品が1300万円で落札されたことで話題になりました。

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個人でもNFT発行に挑戦できるという気軽さから、初作品を出品した際「[オークションを見守る会]としてクラブハウスでその様子を実況してもらって、ファンと一緒に盛り上がった」「NFTのことを詳しく知っている方に教えてもらいながら、やりとりすることができた」と、オークション自体がエンタメになったことを語っていました。面白い・・!NFTを通じて、アーティストとファンの距離がより近くなっているのだと感じました。

じゃあ、NFTを持っている(買った)人の楽しみ方って・・?
転売できるというのはもちろんだけれど、完全に転売目的ではなく、権利者に与えられるユーティリティ(特典)を楽しみに買っているファンの人がほとんどなんだとか。
確かに、NFTを持っている人だけが参加できるイベントとか、もらえる限定アイテムとかあったら欲しいし買っちゃうよなあ。アーティストの支援が直接できるのもファンにとっては嬉しいですよね。

アーティスト側もファンの人に喜んでもらえるような面白いユーティリティを付与できるように、考えを練っているそう!良い関係〜〜!

しかし、NFTアートにはまだまだ課題が。
セッションにて、そもそも『データはみんなのもの、所有権は権利者のもの』で本当にいいのか?!『秘密キーを持っていなければDLできない』とか規則をつけないと作品の価値が下がるのでは?!という議論がありました。今後は権利者の権利・義務をもっと管理し、整備する必要がありそうです。

NFTの可能性・・!

そんなNFTはアートだけでなく、様々な方面で応用されてきています。
ゲーム業界は中でもアツく、長期運営しているゲーム×NFTはすごく相性が良いのだそう!
仕組みとしては、ゲームで頑張った結果としてそのゲーム上のカードやキャラクターにNFTを発行(長く持っていることで価値が出てくるものを提供)するというもの。将来、ゲーム中にお小遣い稼ぎができる・・なんてことも?!夢ある。。。
セッションではSEGAやネクソンといった大手ゲーム企業も参入を考えているようで、どんどんそういう世界が身近になってくるのではと期待感が高まりました。

一方、多くのゲームユーザーに安心して楽しんでもらうためには、まだまだ知見が足りないし、環境への配慮(NFT取引には大量のエネルギー:カーボンフットプリントの消費を要するため、環境に悪いとされている)や、わかりやすいユーザーへの説明も必要不可欠。クリアにしていく問題があるため、実現にはもう少し時間がかかるのかなあといった印象でした。

その他にも、『日本仮想通貨事業主から見たNFT』『Layer2今後の予想』『日本発クリプトアート事業主対談』『CryptoArt とSDGs』『コンテンツを使ったdAppsサービスの展望』・・などなど、様々な視点からNFTに関するディスカッションが行われていましたので、興味のある方はぜひ下記リンクからYouTubeをチェックしてください!

1日目

2日目(海外セッション)

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*会場でうまく撮れなかったため、YouTube動画のキャプチャで失礼します・・

キャラクター会社としてクオンができること・やりたいこと

そして、クオンもスポンサーセッションとして、代表の水野がサポーターの みにこーへい氏と共に登壇いたしました!

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隠し撮り感がすごいですが(笑)我らがクオンのキャラクターうさぎゅーん!も一緒に登壇しました。

クオンは、キャラクター会社として、自社のキャラアート、グッズ、ブランドへのNFT発行を実施し、世界中のファンの方に喜んでいただけるような、面白いユーティリティを企画中です。
また、中国・タイ・ベトナムに海外支社があることを生かし、世界で頑張りたいアーティストやエンタメ企業への支援もしていきたく、その窓口的な存在になりたいと思っています。

NFTが当たり前になる未来に向けて

今回NFTOKYOに参加してみて、仮想通貨やこういうシステムって何となく、難しくて失敗しそう・怪しいといった怖いイメージがあったけれど、今日でその考えが一掃されました。
というのも、 PerfumeやBABYMETAL、Nor(ボカロP)など日本でも著名なアーティストが続々とNFTを取り入れていたり、個人でも気軽に発行できるようになっていたり、私が知らないだけで、アート、ゲーム、チャリティーなど多方面で、既にNFTが活用されている現状や事例を見たことで『ちゃんとしたシステム』として動いていることが分かったからです。
これは私の中ですごく良い発見でしたし、ちょっと怖いな・・と偏見を持っていたのが恥ずかしくなるような体験でした。でもこれは、きっとこれを読んでくださっている方にも当てはまることなのではないかな、と思います。

私もまだまだ詳しくはないけれど、これからのデジタル社会を生きていく中で、「知らない・よくわからない」で食わず嫌いしてしまったらもったいない話だと強く感じました。
もっとNFTの事例や知見を広めたり、金融規制や監査を整え、初心者ー究極 子どもにもわかりやすいような説明(ハードル下げ)が、ユーザーとの溝を埋めるために必要になってくるんだと思います。
NFTが当たり前になる社会が早く来るといいなあ。。

今年で4年目のNFTOKYO。話を聞いていて、登壇者・イベント参加者は水面下で失敗や苦労を数年積み重ねてきたからこそ、最近のNFTの盛り上がりがとても嬉しいんだろうなあ・・と感じました。「いよいよこれから本格始動だ!」という熱い気持ちが伝わってくる、とてもエネルギッシュなカンファレンスでした。


いかがだったでしょうか・・?
もし少しでもNFTに興味を持っていただけましたら、会社自体はプロですので(2回目)
NFTのご相談はクオンへ!お待ちしております!

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