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”わからない”って言えないプライド

こんにちは。
久遠/Elisaです。

今日は最近思った悔しいことについて、シェアしたいと思います。


1.大家さんとの話し合い

実はザルツブルクへ引っ越すことになりました。
*こちらについては、別途ちゃんと書きます。

伴いまして、ウィーンで住まわせてもらっていた家を手放して、引っ越すことになりました。
今日は、その大家さんとの家賃の支払いを含めた話し合いの日でした。

結論、ドイツ語をわかんないまま会話を進めてしまい、不安になった日でした。
実は、今日にいたるまでも電話で一度話したのですが、ほぼ聞き取れていなくて、大家さんの怒り?を若干勝ってしまいました。。。

そのうえ、大家さんお年を召しているせいか、記憶がどんどん薄くなってきていて、以前話されていたことも忘れられているようでした。

つけた記憶のない戸棚の傷を”これはあなたね”とさらっと言われてしまいました。なにより、言い返せなかったことに、落ち込みました(泣)
「いいえ、それは私ではありません。昨年そう仰っていましたよ?」
なぜこんなシンプルなことさえも言えなかったんだろう。。。


2.少人数ドイツ語クラス


今日落ち込んだのには、もう一つ理由があります。
まさに、昨日ドイツ語学校で、同じ気持ちになり、授業中に泣きそうになったからです。

授業中に質問できない。
短い文章を読んでも全体のないようをざっくりとしか理解できず、知らない(見たことあるけど忘れた)単語が80%。
クラスメイトは自分含めて3~4人
こんなに少人数で質問しやすく、大学院生のバイトではなくプロのドイツ語教師がいる学校なのに。


3.理由

1.プライド
理由は、”わからない”って言えないプライドだと思います。

会話の最中に、毎回「Wie bitte?」って聞けない。
なぜなら、分からなさ過ぎて話の腰を折りそうで怖いから。
でもそれってどうしてだろう?

あまりにも全体の流れを意識しすぎ、つまり自分が話を分からないということで、つまらなくさせるのが怖いんですよね。
極論、嫌われるのが怖い。

図々しく何度でも、”わからない”と聞のが一番近道で仲良くなる方法なんです。質問するということは、相手のことを理解したいという意思表示につながります。特に外国で現地の言葉を覚えようとしているなら、なおさら

もともと、ドイツ語の理解があいまいな人と分かってもらったうえで、この部屋を貸してもらったり、学校にいるのですから。

2.リズム
また、今回恐らく相手のリズムや空気にも飲まれてしまったんだと思います。
相手の話すスピードが速かったりすると、無意識に合わせるクセがあります。
学校では、まだ授業が続くのに質問ばかりして、中断させてはいけない。

どこかで無意識に思っていたのかもしれません。


4.イタリア人と日本語で

でも、逆の立場も経験したことあります。
あるイタリア人の友人とは、日本語で会話をしていました。
彼は日本に住んでいた経験があり、共通言語が日本語だったからです。

ある日、その友達にウィーンでのコロナテストの予約方法について、知っていることを伝えているうちに、会話が嚙み合わなくなっていきました。
*当時、通っていた語学学校では、週2日陰性であることを証明する必要がありました。

私は日本語で友だちと話すときは、早口です(笑)
彼はその早口な日本語が原因だったのか、分からないことを私に言えず、
分かったフリをし続けていました。
だんだん私はイライラしてきました。だってあいまいな返事でYes/Noがわからず、理解しているのか不安になってきたからです。

その時初めて、わからないフリをされることの、腹立たしさを覚えました。
何度わかる?と聞いてもあいまいな返事をされる時どんな気持ちになるか。
やるせなくなるし、不安になってくるんですよね。

(でも今なら少し彼に優しくなれそう(笑)
なぜなら、外国語で聞きながら、自分の気持ちを把握するのはかなり大変ですからね。。自分の思考と言語を一致させられないからなあ。)


5.教訓

  1. 話すスピードはマイペース

  2. 大事な契約などの話は、テーマごとで必ず、まとめを自分から説明する。そして別れの挨拶をする前に、全体の話メモを見て確認する。

  3. ”わからない”と言う。

この悔しいという気持ちが明日へつながりますように!!









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