第一次留学計画【その1】ーきっかけー
私の仕事について
私は4年制私大文系卒業後、某メーカーでデザインの仕事をしています。デザインといってもグラフィックデザインやインダストリアルデザインなどではなく、もう少し特殊な仕事です。
留学を考え始めた当時の状況
留学の計画を考え始めたのは2019年の3月、今から丸二年も前のことです。
当時就職して2年目で、ある程度自分のこれからのことを考え始めていました。上司に対する不信感や自分の技術のこれからの伸びしろに不安があり閉塞感でいっぱいでした。
デザイン系の教育を受けてないのを少しコンプレックスに感じつつ、現状の不満に対してそれを言い訳にしているような気がしていました。同棲を始めた彼女との会話も悶々とした気持ちから出る不満が多かった気がします。
そんな中彼女は「そんなに将来が不安なら留学でも行ってくれば?」と言いました。学生の頃に留学経験のある彼女はそうアドバイスしてくれました。私は生まれてこの方海外に留学しようなんて一秒も考えたことがなかったので、彼女のその一言で雲から光が差すような心地がしました。
大学受験が終わって以降、英語なんて必修科目で再履修を重ねるほどに興味を持っていなかったので、外国語圏に行く発想すらありませんでした。
エージェント
次の日から留学に関するブログやエージェントの情報を調べ始めました。
様々な情報があふれ、どこからどのように計画していいのかが全く掴めなかったので、とにかくイギリス留学支援で有名なエージェントに連絡しました。するとすぐに返信があり、スカイプで面談をすることになりました。
面談では、いかにも海外留学の経験、もしくは生活したことがある、ハキハキした女性が対応してくれました。学歴、仕事、勉強したい内容などの基本的な情報を話しました。
後日その情報を基に私が行けそうな条件、合いそうな学校のリストがいくつか送られてきました。デザイン、アート系であればとにかくヨーロッパの方がいいと思います!と言われ、その段階で何も考えずヨーロッパに絞りました。英語が辛うじて「読める」程度の私はそのままイギリスの大学をいくつか候補としてピックアップしました。
学校の選定
最初の面談でも言われたのが、大学院に行くには、アート(美大系)の学位がないと応募資格がないということでした。そのため、送られてきたリストの中で良さそうなのは、ロンドン芸術大学が提供している、学位は出ないが勉強したい人向けのショートコースというプログラムでした。
私が勉強したいことに完全に合致したものはなかったのですが、ある程度関連性のある授業も含まれるコースなどがあることから、行かないよりましだろうと思い、このショートコースを履修することを目標にしました。
続きは次回に。