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おじさんのおひさまは少し泣いたんだ

17時を少し過ぎて開演。冒頭の挨拶は菅井キャプテンの相変わらず滑舌の悪い独特なユッカー節で、それはそれでこの居心地悪さの否めない合同ライブという行事のオープニングに相応しいものだったかもしれない。あ、尾関って休んでたんだ。そういえばずいぶん痩せたな。みーぱんが戻ってきたのはうれしいがやはり小坂の不在は寂しいな。へえ櫻坂のファンはバディーズって言うんだ。ああびっくりした、「最初で最後の〜」って言うのかと思ったら「最初で最高の」って言ってた。あんまり言わないけどな、そんな言い方。でも今の日向坂の怒濤の勢いをみるとこうした合同ライブは本当に最初で最後になるかも。欅共和国の頃のあのアンダーグループ感は絶対忘れられない。今は対等の立場でここに再びたどり着いた。最初で最後ではないことを祈りたい。

櫻坂パート。「それが愛なのね」(天ちゃんセンター)「なぜ恋をして来なかったんだろう?」(夏鈴ちゃんセンター)。トーク部分は井上などよくこなれてる。これも「けやかき」や「そこさく」のケイマックス成果なのか、それにしてもお客のリアクションがどうしても「おー!」とかの声を出せないためその場にいるならまだしも配信で見てる限りではいまひとつ盛り上がりに欠けるのは時節柄しかたないところか。

一方、日向坂パートは「ドレミソラシド」でスタート。丹生ちゃんがセンターだ。ということは前列の丹生ちゃんのポジションには誰も入らず4人でやるということなんだな。それはそれで自然でいいのかもしれない。しかしいきなりヒットチューンで始まるなんてテンションがあがるというもの。

全体的には、MCも落ち着いていた日向坂勢の活躍が目立つ。途中のトークで冨田が客にウェーブを要求したときの「いいですね。これだけを夜までやれそう」には笑った。下手ステージにいる齊藤京子とのやりとりも自然だったし、キャプテンの「(私の地元の)千葉までウェーブが届いたわ」という盛りすぎ注意のコメントまでまるでひなあいの公開収録を見ているようで開始間もなく富士急をホームにしてしまった感がある。その後の必殺の「キュン」でもカメラの位置やアングルを意識した表情を花道で連発するなど余裕を感じた。また「アザトカワイイ」のみーぱんで本日ようやく本来のセンターが戻った曲が出てきたこともあり、こちらのなんとなく感じてた居心地悪さが解消されていった。

櫻坂も日向坂も双方に気を遣ったトークが繰り広げられた。ほのすやゆいぽんによる「かわいい」「好きだよ」は十分よかったし、「JOYFUL LOVE」の前に斎藤冬優花の「バディーズもおひさまも皆で虹をサイリウムでつくりませんか?」もよかったし、なによりウケたのは理沙がしたひよたんの「ガハハ」笑いのマネがチョー似てたこと(^^)

全体的にあっという間に進んでいった感じだが、クライマックスの「誰よりも高く跳べ2020」はちょっと泣いたね。イントロのダンス部分は毎回いろんなネタを入れてくるけど今日は恐竜のガオーみたい。こさかなへの愛を感じてじーんとした。そして血管が切れるのではないかと心配になるくらいテンションをあげて煽りまくったキャプテンを始め、特に一期生のメンバーが皆本気で踊り歌っていたのが印象的だった。この空の下、現地なのか配信なのかは別としてどこかで柿崎や井口やねるが見ていてくれるであろうことを祈りたい。この曲はあなたたちのものなのだ。PVでの柿崎とねるのダブルセンターの天下無双ぶりと、これはまさかNG集なのかと思わせる独特のクオリティのダンスを見せた井口のことを思い出しておじさんは少し泣きそうになってしまったんだよね。

巷ではロッキンオンがフェスを中止させられたのは医師会の急な要望のせいだと渋谷陽一が怒り、かなりカッカした抗議のメッセージを出したことでミュージシャンもぞろぞろそこにのっかり、そして当然彼らのファンものっかり、予想されたことではあるが、県医師会がすっかり悪役みたいにされているが、まだまだフェスに対してはすんなりいかない今日この頃。このコロナ禍で、そして雷雨や雹などもふる不安定な天候の中で、このイベントが3日間無事に終わったことは本当によかったと思う。

最初で最後。ではなくて最初で最高。そんなイベントでした。

追記・その日の夜と次の日ぐらいまでのブログも見てたんですが、日曜夜のひなあいについて触れている人は1人もいませんでしたね。それくらい彼女たちにとってこのイベントのインパクトが大きかったんだと思うのと同時に、初期の頃は番組も少なく毎回ひなあいの収録について語るぐらいしかなかったのに、今ではテレビも出まくり、日々忙しい彼女たちの中でひなあいのステータスが少し下がっているんだという事実に少しだけ寂しい思いもしました。ぼくはやはり「がな推し」「ひなあい」の彼女たちが1番好きだったので・・・。


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