ドラマで生活潤して

「ホメられたい僕の妄想ごはん」が最終回を迎えた。
映像の色味と毎回出てくる料理が好きで、よく観ていたドラマ。

最終回の主人公と幼馴染のやりとり。
自分の好意を、はにかみながら伝えるあの空気感。
ご飯を食べて、話して、朝を迎えるという初々しさ。
なんだか懐かしくて、素敵だなあと思った。

今や恋愛はさっぱりで、そんなドラマみたいなことは全くない。
この歳でそんなことが起きるとは思ってないし、ああいうほんのりした熱みたいなのが綺麗に描けるのは、20代までだと思ってるので、なんの期待もしていない。

「お耳に合いましたら。」も観ていて、毎回出てくる美味しそうなチェーン店のご飯と、一緒に蘇るエピソード達が毎度心を揺さぶってくる。
自分の人生のどこかにひっかかって、涙腺が決壊することもしばしば。

全然なんにもない、鬱屈とした人生を送って来たつもりだったけど、ドラマの中のエピソードから自分の人生がフラッシュバックして、意外とそういう経験してきたんだなぁと思う。

そんなドラマ達がどんどん最終回を迎えるのがさみしい。
毎週みて、ドラマで出てきたものを買って食べたり、追体験してみたり、同じように生きてみる楽しみはあるだろうか。
次に始まるドラマは、自分に引っかかるだろうか。

そんなことを、深夜に考えてしまった。

そして私は「サ道2021」の最終回をもう一度観る。
こんなに癒されるドラマないよなぁ。
ああ、サウナに行きたい。

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