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後期流産(死産)に関するお金②

かかったお金は①に。


もらったお金

出産育児一時金


578,000円 
※健保の特別給付含む金額
※今回は産科医療補償制度対象分娩でない場合に該当する

申請から約1ヶ月で振り込まれた


妊娠12週以降であれば、流産死産でも「出産育児一時金」が支給される。そんなことは初めて知った。初めて知る事だらけ。
出産育児一時金で分娩や入院費用、更にはそれまでにかかった妊婦検診費用や赤ちゃんの葬儀代含めて全てカバーされた。黒字になった。大変ありがたい!と思う反面、何だか、妊娠期間で出産一時金の支払いが決まっているのは雑だなーと思ったり。
初期流産でも麻酔が必要な処置をした人であれば、多分かかる費用は少なくない。その層には1円も給付されるお金がないのはモヤッとする。


出産手当金


こちらは自身+病院+会社の三者で記入が必要だった。

私と病院で記入を済ませた申請書を産休が終わる1週間くらい前に会社へ送付
→10月 私が職場復帰
→11月 会社から健保に追加書類提出
→12月 私のもとに振り込み

こんな感じで私の手元から申請書が飛び立ってから、約3ヶ月で出産手当金が振り込まれた。

余談だけど弊社では見込み残業代込みの給与を支払っていて、そのぶん月収が高い。
ネットでは見込み残業代込みの会社はやめとけー!って意見もあるけど、出産手当金は毎月の給与をもとに計算されるため、月収が高いほど出産手当金も多い。私は見込み残業代の恩恵をガッツリ受けられた。


出産応援ギフト5万円相当


ポイントとして貰える。
ポイントが使えるカタログ内の商品は殆ど子育てに関するものなので、我が家みたいに第一子が死産したパターンだと「何に交換すれば?」状態になる。
一般的な家電とかもあるけど、今すぐ欲しいものはなかった。ただポイントの有効期限自体はかなり長いので、第二子がもしもできた時のために使わないで取っておいてる。


弔慰金


家族が死亡した場合に支給されるお見舞金で、会社によっては死産では通常支給額の半額と決めているところもあるらしい。弊社は死産の場合の決まりがなく、通常どおりの額が貰えた。


これは自動的に貰った訳ではなく、自分から人事に問い合わせた。
「死産した方のブログを読んでいたら、会社から弔慰金をもらったと書いていた人がいた。我が社では貰えますか?」と。
そこから人事の方が、恐らく社内で初の事例だったために各地で確認を取り、社長承認まで貰えたので満額貰えた。
問い合わせなかったら貰えなかったお金なので、情報収集と「とりあえず聞いてみる。」ことって大事!
火葬証明書とか葬儀関係の書類など追加で求められるかなと思ったけど、弊社では死産届だけでOKだった。


あとがき


産後休業、出産一時金、出産手当金などなど、病院や人事から教えてもらった訳ではなく、全部だれかのブログに書かれていたから「自分が貰える対象」だと認識できて、申請するアクションを起こせた。
入院中に何をどう申請すれば良いかを寝ながらスマホで調べられたのは良かった。

会社によっては、諸々の休みや給付金を親切に案内してくれるかも。
弊社は新しめのIT企業&人事のお姉様も死産をした従業員の対応が初めてそうだったし、有益な案内はゼロだった。
弊社の名誉のために言っておくと、これまでのnoteにも記載した通り、対応自体は温かくて、職場復帰してからもこの件で嫌な思いはした事はない。

人によっては申請とか問い合わせとか、煩わしい事務的な手続きがすごく辛くて、悲しくて、大変かもしれない。
代わって貰えるものは全部パートナーに押し付けて(それくらいしたって良い!)、貰えるものはしっかり貰おう。
私は後期流産&死産の体験談を主にアメブロで読んでたんだけど、お金に関する事だけをまとめて記載してくれる方も結構いて、すっごくすっごく有り難かった。


私のこの記録も、誰かの役に立ちますように。

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