大規模言語モデル(LLM)やそのツールの情報整理2024.07版
先月の記事でも取り上げた検索AI「Perplexity」、無料で1年間使えるキャンペーンだけでなく、大幅機能向上したり新機能もあったり。
一方で無断スクレイピングしてるんじゃないかという話も。市場で本当に目立ってきたからこそ、たたかれることも出てきたか。
あと生成AIの品質問題はPerplexityに限らないけど、検索に特化したAIだからなおさら今後は気になるかも
「ChatGPT」「Copilot」「Gemini」「Claude」「Perplexity」結局どれが良いねん、は誰しも気になるところ。詳細情報は以前の記事で取り上げたベンチマークデータを見るとして、直近の調査結果は面白い
で、その競合たちの動き。Anthropic「Claude」が今月良く目についた
もちろんGoogleとかも
その他の企業も動きだしてる、観点は以前の記事で取り上げた通り。内容を見る限り胡散臭い記事も出てくるくらいには盛り上がってる。
以前の予想と多少違うのは「オープンソース」を称するAIモデル、これはどこまで使える精度になるかかなぁ。低精度でも柔軟だったり安かったりすると使いどころがある、みたいなことは過去のAIではあった。けどChatGPTとかフツーに安いしLLMなんで柔軟だし。
以前の予想と違っていて、かつ影響があるだろうなと思うのは Difyだ。全社的な生成AI活用プラットフォームとしての Difyの導入事例紹介 - Speaker Deck あたりを見ると、ラストワンマイルを埋める技術も出てきたと感じる。あとはRAG関連技術
あとは生成AIの使われ方に関する事例をGitHub - BCG-X-Official/artkit: Automated prompt-based testing and evaluation of Gen AI applicationsとかいろいろ
もう少しレイヤを挙げた企業における生成AIの利用状況やDX動向、大規模言語モデル (LLM) の技術と最新動向 - Speaker Deckなど面白そうな情報源も
最後に、最近気に入らないのはfacebook。個人的にも使ってはいるが最近は広告が酷くて見なくなってきた。2024年度第1回 デジタルプラットフォームの透明性・公正性に関するモニタリング会合(METI/経済産業省)にもあるが、本業のサービス提供がヒドイ状況なのに、生成AIについて偉そうなこと言うてる場合か。。。
そこいくとGoogleは前回紹介した地域モデルといい、今回の「ダークウェブレポート」無料開放&新ツール提供といい、まだ良いと思える
最後にapple、今まで気にしてなかったが、こうしたプロダクトになると面白いな、という記事。
これまでのAI/LLMの進化からしたら技術的に可能なのは想像できるとはいえ、アプリだけじゃなくハードウェアも含めて見ると、まだまだ世界は楽しくなる余地があるなー
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