祖父の「これでうまいもんでも食え」が理解できなかった話
小さいころの夏休み、田舎に帰省するたび、祖父がお小遣いをくれた。決まって、こう言う。
「これでうまいもんでも食え」
これが理解できなかった。
当時の僕はテレビゲームの楽しさに気づいてしまっていて、寝ても覚めてもゲームゲームゲーム。同じソフトをクリアすればリセットし、何十回も飽きずに繰り返す毎日。当然、新しいソフトを欲しくならないわけがない。だから、僕は理解できない。何故貴重なお金を飯に遣わにゃならんのか、もっと楽しいことがあるじゃん(今から考えるとハチャメチャにバチあたり