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春は出会いと別れの季節です(2)

第1弾ではここ最近のちょっとゆったりとした生活にお別れする出来事がこの春のタイミングであったことを書きました。

前回は思わず5000字も書いてしまったので、今回は手短にお伝えするつもりです。

新しい出会いとは

前回は別れの話でしたが出会いと別れの出会いの方とは何かというと、この春から東京大学大学院情報学環の特任研究員となる事になりました。

いちおう証拠書類

つまり大学院の教職員となり、研究プロジェクトや自分の研究活動、一部の授業で学生の指導(補助的であり講義はしません)をすることになります。

東京大学の特任研究員というのは東大本体の予算ではなく、外部資金等で運営するプロジェクトに関わる研究員ということで任期は1年での更新といった形です。

どんな仕事か

私が関わるプロジェクトは中山未来ファクトリーと言って、情報学環オープンスタジオという空間を使って人間とあそびをキーワードに研究活動を進めています。このオープンスタジオは東京大学本郷キャンパスにあり、大学内外に開かれる空間だと私は今のところ理解しています。併せてこのプロジェクトをリードされている苗村健教授の研究室nae-labにも所属しますので、本郷の工2号館に毎日通うことになります。

安田講堂向かって左手が工2号館

同プロジェクトで企画されている学部1・2年生向けの「ゲームデザイン論」という授業は東大のグロバルリーダー育成プログラムの指定科目にもなっており、その授業サポートは私自身も今から楽しみです。

また「あそびの未来ファクトリー」という課外授業も行っており、実際にあそびを創り出すといったハッカソンスタイルで実施しています。昨年度の最終日の審査会を見学しましたがとても盛り上がっていました。

そして私も最近まで知りませんでしたが、東大の工学部を中心に行われている「制作展」という授業では、研究成果を一つの作品として仕上げ展覧会を作るという活動をしています。昔取った杵柄なんていうのはおこがましいですが美術を専門に学んだ身としてはこちらにも貢献できそうだと感じています。

お早めに本郷で会いましょう

これまでちょっと気にかけつつあまり近づく機会のなかった研究職ですが、このようなタイミングで実現するとは想像しておらず、素直な気持ちとしてはドキドキ緊張とワクワク興奮する複雑な心境で、内定後これまでの間入職の準備(主に気持ちの準備)を進めていました。

情報学環の建物ここのB1Fにオープンスタジオはあります

幸いなことに関係するプロジェクトのテーマである人間とあそびというテーマは広く柔軟で、私が今まで実践してきた、プログラミングで楽しく学ぶということにも深く関係するはずです。むしろ広く「プログラミング教育」とくくられることに対して感じる違和感をスルッと抜け出す魔法のようにも感じています。これを機会にいままでの活動をまとめたり深めたりするような研究が行えたらなと淡い期待を抱いています。

事前に相談していた先輩研究者には研究は楽しいですよと励ましていただいたり、70回くらい心折れることもあるかもしれないからと勇気づけてもらいました。私には任期の定めもあり先のことはわかりませんので、本郷で会ってもいいよという方はお早めに遊びに来てくださいね。慣れぬ環境で心折れてたらぜひ元気づけてやってください。

これまでの仕事

この新しい仕事に対し退職報告がなかったとおり、諸々のお仕事はボリュームを調整して(大学には兼業申請をして)続ける予定です。ご無理をかけつつご協力いただいた関係各所の皆様には感謝しています。
頂くお仕事についてはこれまでのように私の判断だけではお受けできないこととなりご不便をおかけしますが、なにかご一緒できることがあればこれまで通りお声がけいただけると嬉しいです。適切な方にお繋ぎすることも含め何かご協力可能かと思います。

終わりに

最後になりましたが、苗村先生、研究室の皆さんこれから一緒に活動できるのがとても楽しみです。そしてこれをお読みくださった東大関係者の皆様、他大学で研究活動をしている皆様これからお世話になります。何かご一緒できることはどんどんやっていけたらと考えています。

また私がこのような機会を得たことは、これまでつくってきたものや活動が少なからず関係しています。これまで一緒に活動したり、活動を支えてくださった皆様ありがとうございます。最後に感謝の気持を示しご報告を結びます。

おまけ - 出勤初日を終えて

さっそく通勤初日、待ち合わせ時間まで三四郎池を眺めて過ごしました。
第一弾で地元の散歩はお別れしましたが、私の散歩生活はシーズン2本郷編に続くってことかもと池を眺めながら考えるていたらちょっと気持ちも軽くなりました。

引き続き応援よろしくお願いいたします。

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